腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意な超音波医学会専門医。
ザルティアが長期処方できるようになって半年。
木曜日は、崎陽軒でザルティアの処方経験が豊富な3人の開業医の話を聞きました。
実は、参加するかどうか直前まで迷いました。
というのは、同じ日に、母親が緊急入院した病院と、
都筑区医師会がコラボした「地域で支える救急医療」講演会が、
メロンディアあざみ野であったんです。
院長、医師会長に続き、都筑消防署の司令隊長が三人目の演者。
メロンディアあざみ野なら帰り道なので、そっちに行きたいとも思ったのです。
診療終了後に自宅と反対方向に行くのが段々億劫になってきているんです。
でも、同じ開業医がどういう症例にどれくらいザルティアを処方しているのかも聞きたい。
なので、事務長にメロンディアに行ってもらって、私は軒崎陽へ。
講演された3人は、ザルティアを50~100人に処方されていました。
前立腺肥大症に占める処方割合は15%ぐらいでした。
当院はどうなんだろう。
過去3カ月に処方した症例数を集計してみました。
90日処方の人も拾うためです。
タムスロシン159例、ナフトピジル58例、ユリーフ55例、ザルティア18例でした。
ザルティアの比率は6%でした。
ザルティアを当院で処方した人は、中止した人、通院しなくなった人も含めて34人でした。
内科から心臓関係の薬を処方されていないことを、
院長自ら行う問診で、確認した人だけに、
ザルティアを処方している当院のスタイルでは、
ザルティアのシェアは増えないのかなあと思いました。
お薬手帳を持って来ない高齢者が多いので、
予診してくれる看護師がいないクリニックでは、
初診時の処方は、タムスロシンになってしまいます。
講演された3人のうち、面識がなかったのは、HoLEPのプロの先生。
懇親会でお話を聞きたいと思っていたのですが、驚いたことに、その先生から声をかけていただきました。
なんと、5年前にお会いしてました。
2010年の港北過活動膀胱フォーラムで講師をされた先生でした。たぶん。
神奈川県内では早い時期にHoLEPをやり始めた病院の部長でした。
3年前に開業されたそうで、今も週に4例のペースでHoLEPをやられているそうです。
開業にあたり、私のHPが参考になったとのことでした。
先方からお声掛けいただきありがたい限りでしたが、
ネット社会の中だけで有名なことに恥じ入るばかりでした。
もう一つのサプライズは、ザルティアWebカンファの司会を務めているMRさんが参加していたこと。
私の質問をスルーしないでね、とお願いしておきました。
なので、今月のザルティアWebカンファも見て、何か質問しないと。
メロンディアあざみ野での会ですが、事務長は退屈だったとのこと。
私の選択が正しかったのか、
事務長では理解できなかっただけのか。
追伸:事務長の正体を知らない読者は、私が職員にパワハラしてると感じたかも。
2015年12月4日