腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意な超音波医学会専門医。
23日は自宅で夕食を食べながらザルティアWebカンファレンスを視聴。
ディオバンとノルバスクを処方されている83歳の肥大症の患者さんに何をファーストチョイスにするか、という問いかけがありました。
実は当院にも最近、循環器内科医がかかりつけ医をしている高齢の患者さんが、お見えになりました。
かかりつけ医からハルナールを処方されているが夜間頻尿が良くならない、と。
かかりつけ医からの紹介状なしに、患者さんが直接お見えになったのです。
私はかかりつけ医に手紙を書くことを選択。
「併用に問題がなければ、ハルナールをザルティアに変えてみてください」、と。
ザルティアに変更したとのご返事をいただきました。
泌尿器科医がザルティアを処方しているのを知らずに、内科医が後からニトロ製剤を処方したりしないように、
ザルティアはかかりつけ内科医に処方してほしい、と私は思っています。
ザルティアWebカンファレンスの講師の先生はどう思うか、質問しましたが、不採用でした。
今日の日記はちょっと長くなります。娘自慢が入ります。
娘は循環器内科の勤務医。
カテ室には狭心症発作の患者がよく搬送されてくるようです。
そして多くの患者がハルナールを飲んでいるそうです。
PDE5阻害剤がハルナールのようにポピュラーに処方されるようになることに、
1年前の娘は、困惑していました。
PDE5阻害剤は心臓に悪影響を及ぼす薬ではありません。理論的には冠動脈も開いてくれるはずです。
ニトロ製剤との併用がまずいだけなのです。なので、
PDE5阻害剤が前立腺肥大症治療薬のファーストチョイスに入ったことを、
循環器内科医に広く知って欲しいと、私は思うんです。