前立腺生検を受けるか悩んでいるPSA高値の方のためのサイトです。

癌の可能性が高い人だけに日帰り6箇所生検を行っている横浜市都筑区の木村泌尿器皮膚科です。
前立腺炎の患者さん用の掲示板も載せてありますのでお読みください。


木村 - 03/12/27 22:18:21

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一応、スタンフォードのページの和訳が終わりました。Myofascial/Trigger Point Releaseの意味がわかりません。緊張をとるためのツボでしょうか?それともそこが緊張の原因になっている震源地のことでしょうか?「骨盤の頭痛」という本をお持ちの方、教えて下さい。
私は14年4月にNickel博士の講演会(有楽町で)を聞きました。「会陰部や下腹部,陰嚢部などに鈍痛や不快感を訴えている人たちと、同じ世代の無症状の人たちで、前立腺分泌液のなかの白血球,菌を調べた結果を比較したものです。症状のある人たちと、対照群(無症状の同世代)とで、菌の発見率が同じだった」という論文を書いた本人です。講演会の後の討論で、慢性骨盤痛症候群の人にもまずは抗生剤を投与している、と話していました。産業医大の松本先生が、「ガチフロ2週間の投与で充分」と言われたのに対し、「私は微生物を完全に殺す目的でクラビットを6(?)週間程度投与する」と話されたのが印象に残りました。統計をまとめるだけの研究者ではなく、実際に前立腺痛の人達を診察しているな、と感じました。スタンフォードの話は出ませんでした。スタンフォードの医者は2年で効果出ると書いています。とすれば、14年4月にはすでにこの治療が始まっていたはずなのに、Nickel博士がまったく触れなかったのは、まだ、客観的な成績が出ていなかったからでしょうか?スタンフォードの体操はまだ、泌尿器科学会ではスタンダードにはなっていないのではないでしょうか?
以上、イタリアやロシアの論文に対しての批評と同じスタンスでの辛口の批評でした。

しんじ - 03/12/26 23:34:48

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この過緊張状態、その位置を確認するにはPT(Physical Therapist→理学療法士)が必要ですね。スタンフォードの例のものではパートナー等が協力するともありますが・・・。これらを扱うPTは日本でいるのですかね?
温座浴で楽になるロジックは筋肉が和らぎ、前立腺付近の疼痛も和らぐのでは?との記述もありますね。実際血行が良くなってうっ血が取れることなのかも知れません。炎症なら普通は暖めたり血行が良くなれば痛むと思います。神経が血行を悪くし、筋肉や臓器が痛むのか、血行が悪いから筋肉や神経系に痛みがでるのか?はたまた筋肉硬直で血行が悪くて・・・。卵と鶏みたいで訳が分らなくなりますね。
Pelvic Painはいろいろあり、それぞれ何かしらオーバーラップした症状があるみたいですね。vulvodynia(女性)、coccydynia(男女)、prostatodynia(男性)、Interstitial Cystitis(女性が主?)それぞれ慢性で辛い症状です。アメリカでは骨盤の苦痛を扱う施設は多いですね。それぞれ病名に対し専門のWEB-SITEもあり、あなたはあっちの分野じゃないか?いやこっちだろう等の議論も散見されます。
結局骨盤内の神経や陰部は複雑、敏感である事がいろんなタイプの不定愁訴が表れるのでしょうね。術後に異常をきたす方もいれば、細菌感染からの方もいる。それらが同じ場所の神経や筋肉に一定以上のダメージを受けるか、陥りやすい状態にあれば同じ様な症状がでる事も考えられるのではないでしょうか。

SIO - 03/12/26 22:49:08

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もう一つ、つまらないことを書かせてください。性病が原因でどうして筋肉過緊張になるのかというお話。 同様の質問が、当然のように米サイトでもあがってました。私を含む素人集が出した仮説として

1 すでに骨盤内が過緊張状態になっている慢性前立線炎予備軍(過剰なストレスの下で生活している人間)というのは相当数存在して、菌で前立腺が炎症を起こす際に、決定的な自覚症状を伴うようになる。また、前立腺が健常時であれば、問題がない程度の圧迫でも、炎症を起こした際は、回復不能な程の負担を「常時」前立腺が背負う。骨盤内緊張をもたない患者は、普通に前立腺が回復するが、骨盤内緊張がある患者の前立腺は健康状態に戻ることが中々できない、緊張下にある筋肉の位置、程度によって自覚症状が分化する。

2 (急性)前立腺(炎)の痛みが、精神的なものと同様に原因となり、無意識の段階で前立腺周辺を中心とする筋肉が過緊張状態になる。前立腺の痛みが消えた後も、無意識下の過緊張状態は続く。

SIO - 03/12/26 22:09:50

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この疾患に関しては、下記のプロトコルの例をとれば、講座に参加 する際には、この治療が有用かどうか再検査を行う、としています。つまり誤診が多いと。風俗で感染したというのも、それが本当に原因なのか分かりません。風俗による性病が原因だとすれば、風俗に行った事のない(性病もなし)私のような人間は、慢性前立腺炎にならないという事になります。前立腺が悪くないというお話ですが、前立腺が起因となっていないだけで、前立腺も過緊張状態に筋肉に圧迫され、痛んでいるとされています。この圧迫を取り除けば、前立腺が健康な状態に戻ると。 また、女性にも、慢性前立腺炎と呼ばれていた疾患に 酷似するものがあるようです。しんじさんが紹介してくれています↓がURLです。

(URLに該当するページが見つかりません)
サイクリングをしたり硬い椅子に座ると、骨盤内に鈍痛が走る、腰痛、排尿時の違和感、歩行などの運動すると痛みが軽減する、だが決定的な治療法無し等。症状があまりにも似ていて(まるっきり同じというべきでしょうか)、ドキっとしますね。

Tanaka - 03/12/25 23:11:28

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慢性骨盤痛症候群という概念を調べていると、この掲示板で皆が最も悩んでいる長期にわたる「非細菌性慢性前立腺炎」は、もはや前立腺疾患ではない、ということになります。感染で発症したという経験からするとどうしてそのような機転が起こるのか不思議です。

おけら - 03/12/25 21:42:45

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木村先生、慢性骨盤痛症候群をまとめてくださり分かり易いです。前立腺が悪くないとすると、風俗で発症したと言う書き込みも多いですが、そう言うことがあるのか、また前立腺マッサージがメッチャ痛いとか、射精で悪化するとかゼル状の精液がでるとか、前立腺に関わると思われる症状があるのが疑問として残ります。前立腺が悪くないので亜鉛、ノコギリヤシ、セルニルトンが効果ないのは納得できますが、女性に患者がいないのはなぜ?まだまだ分からない分野だと思います。

so - 03/12/25 18:51:01

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私は数年前から前率炎で悩まされてきました。両睾丸に違和感と触る痛みもあり困っていました。尿の検査では陰性でしたが、精液検査では、コアグラーゼ陰性CNS+1・グラム陽性球菌B群溶連菌GBS+1が検出されました。どういう菌がいるかを確認することはとても大切なここと思いました。先生に依ると何処にでもいる菌ですといわれましたが特に・グラム陽性球菌B群溶連菌GBSは自覚症状出る危険なものと思えます。2週間スオード錠~ミノマイシン~シプロキサン錠100ごとに変えて1.5ヶ月近くなりますが。免疫力の高まる漢方薬と合わせて飲みました。スオード・ミノマイシンは最初は効いていましたがその後効き目がなくなりました。しかし、シプロキサン錠1001週間でとても効きました。精液の確認では白血球がとても減少してきています。最近はすっかり上記のような痛みも無く、ビール等も飲んでも悪くなることがなくなりました。

kei - 03/12/24 21:50:44

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19日に反省会があり、ビール、カクテル等飲んだんですが、案の定、調子が悪くなりました。灼熱感、残尿感、頻尿と2日間苦しみ、久しぶりに抗生物質、バップフォーのお世話になりました。酒は、前立腺炎に良くないのは、間違いありません。

上矢部 - 03/12/24 21:30:04

コメント:
慢性前立腺炎にアルコールはよくないのでしょうか?

上矢部 - 03/12/24 21:30:13

コメント:
慢性前立腺炎にアルコールはよくないのでしょうか?

木村 - 03/12/23 22:20:27

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10月26日のしんじさん11月22日のSIOさんの書き込みあたりから、私の提供している情報が古くなってきているのを感じていました。今日少し、追加説明したページを作りました。スタンフォードプロトコールも少しずつ訳してみたいと思います。

Tanaka - 03/12/23 21:40:38

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>SIOさん

情報有り難う御座います。権威あるスタンフォード大学のプロトコールともなると期待が持てます。これまでの試行錯誤の治療に決定打が打たれると良いですが。

SIO - 03/12/23 20:05:51

コメント:
↓すみません、誤って内容無しで送信してしまいました。

>>tanakaさん

アメリカでさえ、ようやくこの療法が広がって来て、まもなく治療に保険が適用できるようになるといった段階のようです。次いで、医療先進国であるイギリス、ドイツ、ギリシャ、香港等でこの治療が始まるらしいですが、少々展開が遅いですね、命に関わるような病気ではないからでしょう。で、スタンフォードとしては、少しでも早く患者を救おうと、研究を投売りをするような形で、6日間の集中治療の場を設けてくれているのだと思います。

SIO - 03/12/23 19:42:56

コメント:


so - 03/12/23 13:59:21

コメント:
私は数年前から前率炎で悩まされてきました。両睾丸に違和感と触る痛みもあり困っていました。尿の検査では陰性でしたが、精液検査では、コアグラーゼ陰性CNS+1・グラム陽性球菌B群溶連菌GBS+1が検出されました。先生に依ると何処にでもいる菌ですといわれました。2週間スオード錠~ミノマイシン~シプロキサン錠100ごとに変えて1.5ヶ月近くなりますが。免疫力の高まる漢方薬と合わせて飲んでいきました。最近はすっかり上記のような痛みも無く、ビール等も飲んでも悪くなることがなくなりました。

Tanaka - 03/12/22 23:30:44

コメント:
>スタンフォードプロトコルの講座で、マッサージ
>方法、筋肉弛緩運動方法、トリガーポイント等の
>説明。そして、6日間の講座後も各自で3ヶ月間
>の運動、マッサージを続け完治させる 習得が大変そうですが、現在日本で何らかの理学療法を受けられる施設はあるでしょうか? 

SIO - 03/12/22 04:36:55

コメント:
>>TMさん

抗ヒスタミン剤(Claritin等)の薬が、効果的であるという書き込みが、いくつかの前立腺サイトで、上がっていたようです。ただ、最近はあまりこの話題がでなくなりましたね。そもそもがおっしゃるとおりのアレルギーの薬のようですし。慢性前立腺炎の原因が、骨盤内の緊張にあると仮定され、それを解く療法が効果を挙げているのですから。

ところでhttp://www.chronicpelvicpain.us/を読んでいらっしゃるでしょうか。ここの管理人さんがTOPページに紹介してくれてますが、慢性前立腺炎の集中治療(6日間)が、2004年度にサンフランシスコで、毎月実施されるようです。詳しい内容、日時は↓

p://www.chronicpelvicpain.us/viewtopic.php?t=1252

これは、アンダーソン博士やワイズ博士らによる、スタンフォードプロトコルの講座で、マッサージ方法、筋肉弛緩運動方法、トリガーポイント等の説明。そして、6日間の講座後も各自で3ヶ月間の運動、マッサージを続け完治させる、という内容のようです。例のマニラや、モスクワのようにリスクを負って高額なオペを受けるという治療ではなく、運動とリラクゼーションの講座を、権威あるスタンフォード医学部が推進しているというのも面白い話です。 臨床の成功で得られた自信が、それだけ大きいという事なのでしょうね。

TM - 03/12/21 23:19:39

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間違って2回送ってしまいました。申し訳ありませn。

TM - 03/12/21 23:18:25

コメント:
SIOさんへ 対前立腺用鎮痛剤(抗ヒスタミン剤)とはどういったくすりなのでしょうか?単なる痛み止めとは違うのですか?抗ヒスタミン剤とはアレルギーの薬と思うのですが?前立腺炎をアレルギー疾患と考えるというような話もどこかで見た覚えがあるのですが?以前このサイトでアイピーデー(アレルギーの薬)とかいう薬が話題になっていました。英文が理解できないので教えてください。日本ではその種の薬を出してくれないように思いますので。

TM - 03/12/21 23:18:19

コメント:
SIOさんへ 対前立腺用鎮痛剤(抗ヒスタミン剤)とはどういったくすりなのでしょうか?単なる痛み止めとは違うのですか?抗ヒスタミン剤とはアレルギーの薬と思うのですが?前立腺炎をアレルギー疾患と考えるというような話もどこかで見た覚えがあるのですが?以前このサイトでアイピーデー(アレルギーの薬)とかいう薬が話題になっていました。英文が理解できないので教えてください。日本ではその種の薬を出してくれないように思いますので。

Tanaka - 03/12/21 21:03:23

コメント:
>>TMさん
>tanakaさんの痛みはお尻や腰や大腿の後ろに放散しませんか?
腰の方へも放散するので、整形外科で腰椎MRIを撮りましたが異常なしでした。

TM - 03/12/21 19:56:51

コメント:
むさしのすけさん 5番目の正座をしたまま後ろに倒れる運動とは大腿の前の筋肉をストレッチする体操と考えてよいのでしょうか?  今headache in the pelvis を読んでいますが、その中にもストレッチがあります。大腿の内側や後ろをストレッチする体操があります。あわせてやってみようと思っています。本には他に逆説的なリラクセイションと言う難しいことばが出てきますが中々理解が困難です。痛みー不安ー緊張ー痛みの悪循環が悪いとかいてありました。  tanakaさんの痛みはお尻や腰や大腿の後ろに放散しませんか?

Tanaka - 03/12/21 10:38:40

コメント:
ここ1-2か月不調です(恥骨奥の疼痛)。急場しのぎとして、抗生物質(クラリシッド)内服と近医で週1回マッサージを受けていますが、はかばかしくありません。やはり骨盤筋の弛緩運動などが必要なのでしょうか?

木村 - 03/12/20 17:05:14

コメント:
質問を受け付ける場ではないことを、明記した上で、公開したままにするつもりです。
特定の医院、薬を宣伝する内容も構いません。これも内容については私は責任を持たないことを明記します。
特定の医院、薬を誹謗するものは注意を促した上で削除します。繰り返し書き込まれる場合は、一定期間、書き込みをできなくすることがあります。

しんじ - 03/12/17 21:51:33

コメント:
木村先生は泌尿器科医であり、慢性前立腺炎、CPPSの専門科ではない事は重々承知しております。他の多くの泌尿器科医の方々も難治性である事で対応には難渋されている事と思います。繰り返される同じ様な質問、病状が個々において異なる点などからアドバイス、回答においてしばしば限界となり幾度かこのサイトもオープンでない状況にと木村先生は考えられたと思います。しかしながら、この場に救いを求める人は多く、唯一患者同士が丁寧で好意的に話し合える唯一のものと思っています。大きな病院で待たされ、不本意な結果を受けるよりも、ここで得られるものの方が大きい場合もあります。あくまでも木村先生のご好意で開けて頂いている以上、運営については続けていただきたい(どんなスタンスであれ)としか言いようがありません。
サイトをリニューアルされるのなら、どのような場であるか、繰り返される質問等の問題について、書き込む前に分かる様に注意書き?みたいなものを記していただければ先生の負担やこの場の存続について有効ではないでしょうか。少なくとも病院に行く前にこの場に質問を投げるような状態は無くしたいですね。
あくまでも一意見としてお聞き入れ頂ければ幸いです。

mit - 03/12/17 16:30:50

コメント:
みなさんに質問です、前立腺炎で、性器の表面、おそらく海綿体?だと思うのですが、その部分が、異常にこわばる、というか硬くなるっていうことはありますか?症状はだいぶ良くなってきているのですが、この感じと、なんともいえない違和感は消えません・・・ 不安です、よろしくお願いします。

SIO - 03/12/17 00:28:00

コメント:
>>木村先生

申し訳ありません、せっかく貴重なご意見を頂いたのに、感情的な文章を投稿してしまいました。

スコアについては、日によって多少上下するところがありますが、私の場合は15前後です。

また、こちらの泌尿器科医では、NIHスコアの記入を求められました。病状の経過を記録する際に、漠然とした表現で申告されるよりは、サンプリングに有用なのでは、と思うのですが。

木村 - 03/12/16 23:57:22

コメント:
運動療法については、内海さんの健康椅子たなさんの体操などが2,3年前この掲示板に紹介されています。私は個人的には、前立腺にメスを入れたりすることより、体操や心理療法のような保存的な方法が好きです。高橋先生、ご覧になっていたらすみません。高橋クリニックのポリシーを否定するものではありません。
Tanakaさんへ。同じ時刻に見て下さっている方がいるとは、この掲示板もすごいですね。

Tanaka - 03/12/16 23:54:47

コメント:
NIH 慢性前立腺炎症状スコアをつけてみると20点台やはり重度の部類です。ただこのスコアは患者にとってはあまり恩恵がなく、医師サイドから症状を定量評価するためだけのものと思います。患者の立場としてはQuality of Lifeの一項目にすべてが集約されるのではないでしょうか?

Tanaka - 03/12/16 23:48:02

コメント:
木村先生は掲示板の「ご意見番」として辛口の発言をむしろ期待しております。今後も積極的なご発言宜しくお願いいたします。

木村 - 03/12/16 23:31:55

コメント:
以前にも同じ様なおしかりを受けたことがあるのにまた同じことをしてしまいました。
私が外国の論文を読んで疑問に思っていることを書くと、患者さんたちよりも高い立場から、説教しているように見えるのですね。
症状スコアトップページから見れるようにしてかなり長くなりますが、まだ「私のスコアは30点から15点になりました」という書き込みはありません。
例えばこの問診票を渡して、このスコアだけを頼りに前立腺炎の患者さんを治療して良いものなのか、私が皆さんにお聞きしたいのです。

SIO - 03/12/16 22:32:06

コメント:
>>木村先生

私も現在この病気を患っているものですが、完治しないにしても、スコアが重度から軽度に軽減すれば、生活の質は、劇的に向上すると思います。100%完治しなくても、例え90%程度でも苦痛が恒常的に軽減すれば、一生付き合って行く事も、現状のまま苦しみ続ける事に比べれば、遥かに容易です。また、どこかのアンケートで、「prostatitisの患者を診断する際に絶望を感じる」と いう問いにYESと、答えた泌尿器科医が50%にものぼるという結果がありました(医者に見捨てられたような方の書き込みも、過去にありますね)。現状のまま、原因も分からない、(効果的な)治療法もないでは、医者も我々患者も絶望するしかないわけで、筋肉弛緩運動や精神ケアと言った療法は、全く検討もつかず、(無菌性には)効かないと分かっていながら取り合えず抗生剤を処方するという、お手上げ状態の現状から見れば、大きな大きな一歩だと思います。

例えば、患者が、自らの症状が改善しないことよりも、病気の原因が分からないから辛い、と考える事があるのでしょうか。

なにはともあれ、我々は患者、今現在も辛いのです、皆さんも毎日、苦痛と戦いながら生活していて、一日も早く有効な治療法が普及する事を望んでいると思います。痛みから解放され、元の生活を取り戻してから、じっくりとその原因について考えようじゃありませんか。大きな成果をあげ、世界に広まりつつある、大きな進歩を擁した治療法を疑問し、患者の希望を削ごうとするのか理解できません。泌尿器のスペシャルドクターである先生ような御方には、率先して新療法を取り入れ、そのプロセスで問題が発生、もしくは機能しなかった際には、堂々とプロトコルを疑問視していただきたいと思います。もちろん、より有効な治療法をお持ちである、糸口をすでに掴んでいる、というのでしたら疑問視するのは当然であると考えます。

最後に、スタンフォードプロトコルの提唱者、ワイズ医師も、この病気を煩って長年苦しんでいたそうです。

木村 - 03/12/16 18:45:47

コメント:
今年の冬休みは、8日間あるので、前立腺炎のサイトも更新したいと思っています。SIOさんがアメリカの事情も紹介されています。前立腺炎中の白血球の有無で分類する従来のステーミーの方法が見直されていること、前立腺が原因とは限らないようなので、「前立腺痛」という言葉から「骨盤周辺が痛む症候群」という感じの名前にかわってきたこと、原因を突き止めようということより、症状を治す方法を模索していること(東洋医学に近いアプローチ)、それをよりアカデミック(西洋医学らしく)にやるため、症状をスコアして、これを改善する方法が良い治療法だという風潮になりつつあること、がアメリカからやってきて日本の泌尿器科学会でしゃべるオーソリティーたちのやっていることのように感じています。
症状スコアはトップページの左のリストからリンクしてあります。これは使えますか?この点数を下げてくれる治療が正しい治療だという今のアメリカのアプローチでいいのでしょうか?
症状は残ってもそれが苦痛でなくなれば、点数は劇的に下がります。その辺が、運動療法や心理療法がいい治療法としてポイントゲットするからくりではないかと思うのですが。