腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意な超音波医学会専門医。
日曜午前は国際館パミールで開かれたOAB講演会に出席。
早く着きすぎて、庭で花見。
最後に登場した抗コリン剤がメインテーマでした。
抗コリン剤の副作用は口渇と便秘とされています。 患者さんアンケートの結果、口渇は我慢できるが、便秘は辛い、というのを聞けたのは収穫でした。
医者からすれば、同じ比重の副作用と思ってしまいますが、患者さんが服薬を中止する最大の理由は便秘なんですね。
最後に登場した抗コリン剤は便秘が少ない、高齢者に関するエビデンスが豊富、という内容でした。
後半は症例提示してアナライザーキーパッドでの聴衆参加のディスカッション。
β3の話も出ました。便秘の副作用は少ない。でも、β3は尿意切迫感には有効だが、尿失禁まで起こしてると、どうかな、という話も。
今日の昼休みは、TVKの人とOAB番組の打ち合わせ。OABレジェンド達の意見を吸収して臨むことが出来ます。
2015年3月30日
8月5日日曜午前は品川プリンスで開かれたトビエース発売記念講演会に出席。
10時15分から12時15分まで、4人の講師が30分ずつ講演。
最初の講師は、OABという病名が出来た経緯や、その後の概念の変化について。
二人前の講師は、特に切迫性尿失禁(UUI)について、女性患者が診察室で相談しやすい雰囲気を作り出す工夫について。 講師はこの時座長を務めてくれた医局の後輩。
3人目の講師は、トビエースが高齢者に安全とのエビデンスをたくさん持っていることについて。
この先生は、エビデンスをギュギュっと詰め込んで時間内に収めるのがすごく得意で、講演を聞くといつも感心します。
4人目の講師は、OABと生活習慣病、とくに高血圧との関係について。
4年前にも同じような講演を聞きましたが、その時は私は起承転結に飛躍がないか、注意深く聴きました。
昨日は統計で示された相関関係と、それを基にした考察をすらーっと聞き流してしまいました。
65歳にもなると、隙あらば意地悪な質問を、という気力がなくなりますね。
歳をとると円くなる、とよく言われますが、細かい所の理解力がなくなるんですね。
特に講演会ではリアルタイムで議論について行けなくなるんですね。
2018年8月6日
2019年3月8日は横浜ベイホテル東急で開かれた トビエース発売6周年UUI Forum in 横浜 に出席。
UUIとは切迫性尿失禁のこと。
患者さんは医者に尿漏れと申告しにくいので、「UUIです。」と言ってもらおうという目的で某メーカーが流行らせようとしている略号です。
いろいろある排尿症状のなかで、患者さんが一番困っているのは尿漏れ。
トビエースに関するRCTは大体知っていましたが、EIGHT試験の主要評価項目がUUIだというのは意識していませんでした。
ベオーバの第三相試験の主要評価項目は1日排尿回数でした。
過活動膀胱の必須項目は尿意切迫感なのに。
講師はプレゼンが見事な先生。
でもスタート時に、いつもに比べやや緊張しています、と。
WEBカンファはもちろん、リアル講演会でも流暢にしゃべる先生なのに、昨日は何度かかんでいました。
情報交換会で、緊張していた理由をこっそり教えてもらいました。
2019年3月8日
2019年8月3日(土)はホテルニューオータニで開かれたPfizer OAB Forumに出席。
最初は外人。
通訳イヤホンなしで聞きました。
聞き取れませんでした。
このフォーラムはネットでも中継。
日本語訳を聞くだけなら、会場にいる意味はない、と判断しましたが、私のヒヤリング能力はダメでした。
2人目はOABレジェンドによる「OABと生活習慣病」。
3人目は山梨准教授による難治性OABの新治療法。
OABレジェンドたちが定年が近づくなか、ニューオピニオンリーダーの登場でした。
4人目は我が医局出身の教授。
5人目はプレゼンテーションが素晴らしいニューリーダーの一人。
東大前教授の姿はなく、東大コンチネンス教室もなくなり、わざわざ都内で開かれる全国規模のOABの会に行くメリットが半減していました。
隙あらば(論理の飛躍があれば)質問も、という意欲もなくなり、講演内容も聞き流してしまいました。
わざわざ都内の講演会に出席する意義が薄れてきたので、そろそろフェイドアウトするのかな。
2019年8月3日
2020年9月16日は自宅でm3のトビエース講演会を視聴。
尿意切迫感が1日1回以上ある人は排尿筋の過活動と相関が高く、抗コリン剤が有効とのことでした。
前立腺肥大症に伴う過活動膀胱にトビエースを使った群とβ3を使った軍との比較試験で、
トビエースのほうが良かった、とのデータも示されました。
RCTではないとのことでした。
症例数、対象患者(前立腺体積、残尿量)、評価項目を詳しく聞き取れなかったので、
またいつか聞けるチャンスがあるはずなので、次回しっかり聞きます。
試しに質問もしてみましたが、不採用でした。
この先生は近々Zoomでも講演される予定。
m3講演会は司会者が質問一覧の中から選別しますが、
Zoomなら挙手すれば無視されずに質問が採用されるはず。
試してみよう。
2020年9月18日
2021年11月2日はOAB Forum in Kanagawaに出席。
テーマは「女性の過活動膀胱における新たな治療戦略」。
Web同時配信でしたが、関内のホテルに行って聴きました。
講師は関内のクリニックの院長(未来の私へのメモ:not理事長)。
前半はFORTA分類など。
後半はこのクリニックが力を入れている治療法でした。
ホテルでの講演会に参加したのは、1年4か月ぶりでした。
2021年11月2日
2021年11月19日は自宅でKanagawa OAB Web Forumを視聴。
講師はいつもプレゼンが見事な先生。
前立腺肥大症に伴う過活動膀胱にトビエースを使った群とβ3を使った軍との比較試験の話などを聞きました。
2021年11月20日