腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意な超音波医学会専門医。
事務長がアスクルで安く買ったエナジードリンク。
安い理由は賞味期限が4月に迫っているから。
アルギニンが含有されているのが特徴のようです。
それで、アルギニンのことを勉強するきっかけになりました。
というのは、都筑区泌尿器科医会の講演に向けて、
たまたまタダラフィルの作用機序を説明したスライドを眺めていて、
アルギニンが登場したのに気付いていたので。
タダラフィルのスライドは見なれていましたが、
自分がプレゼンする側にならないと、隅から隅まで見ないもののようです。
まあnNOSがアルギニンを分解してNOを作るという話はしないつもりですが。
副交感神経や陰茎海綿体神経でNOを作る原料になるのが、アルギニン。
精力剤として売られているものにもアルギニンが入っています。
精力剤はNOを供給しているわけですから、
シアリスと同じような働きをしているとも言えます。
2014年秋のザルティアWebカンファで紹介された、
膀胱の知覚神経の伝達をザルティアがブロックするという動物実験では、
アルギニンにも同じ作用があると講師は話されました。
ニトログリセリンでも同じ効果があると言ってくれた方がわかりやすいのに、 なんでアルギニンを動物に投与するの、 なんてあの時は素人質問をしていました。
これからは、テニスコートでアルギニンが入っているスポーツドリンクを飲んでいて質問されたら、
と知ったかぶりできます。2016年2月8日