泌尿器科医・木村明の日記

木村顔

腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意な超音波専門医。

インフルエンザの診断と治療2020年秋-2021冬。


コロナパンデミックのままインフルエンザ流行期を迎えた場合に向けてオンライン処方準備中。

2020年8月22日

2020年秋-2021冬のインフルエンザ流行期。

コロナのパンデミックが収まっているかどうか、予断を許さない状況です。

発熱と風邪症状のある患者さんは、新型コロナウイルス感染症の可能性を考え、院内感染防止対策が必要です。

発熱や風邪症状のある方向けの診察枠が、内科標榜の開業医だけでは足りなくなるかも。

綿棒で鼻の奥から分泌物を採るインフルエンザ検査は去年まではルーチンに行われていましたが、

飛沫が発生するので、より厳重な院内感染防止対策が必要。

日本医師会は2020年3月11日、インフルエンザの感染を調べる際、「迅速診断キット」による検査を見合わせ、

熱などの症状を診る臨床診断で治療薬の処方を検討するよう各地の医師会に求めた経緯があります。

インフルエンザは臨床診断で

ひょっとしたら、2021年も症状だけからインフルエンザ治療薬を処方する流れになるかも。

オンライン診療でインフルエンザ治療薬を処方出来るようになるかも。

それを認めるような厚労省からの通達が出てくる可能性もあると思います。

なので、当院に前立腺肥大症などで通院中の患者さんが、

インフルエンザの症状が出たのに、内科の院内トリアージ外来の予約がすぐに取れない場合、

オンラインで内科医の診療を受けられるようにする体制の準備を進めます。

メールで予約、Zoomでオンライン診療

2020年8月22日

青葉区医師会WEB講演会


青葉区医師会が行っているPCRセンターのお話。

しばらく中止になっていた青葉区医師会講演会。

8月26日水曜日にZoomを用いてWeb講演会として開かれました。

まったく同じ時刻に藤が丘病院泌尿器科のWeb講演会があったのですが、

「PCRセンター運用の実際」 だけでも聞きたいと思い参加。

来週PCRセンターに出動予定なので。

青葉区医師会が行っているPCRセンターはドライブスルー形式。

準備ができてスタートした6月には、ピークが過ぎてしまっていましたが、最近忙しくなってきたようです。

場所は公表していないので、公道から入り口へ車を誘導する係が必要。

入り口では別の係が本人確認。

窓は開けず、ガラス越しに書類提示。

予約番号と照らして合わせて番号のついた検体入れを準備。

同じことを別の担当者が繰り返してダブルチェック。

患者が座っている側の窓だけ開けて、マスクを少しだけずらしてもらい、

鼻だけ出してもらって、口はマスクで覆ったまま、綿棒で鼻から検体採取。

藤が丘病院泌尿器科のWeb講演会をパソコンで視聴していたため、

青葉区医師会WEB講演会はスマホで。

藤が丘病院泌尿器科のWeb講演会はボリュームを落として、スライドを眺め、

青葉区医師会WEB講演会はしっかり聞きましたが、画面は小さく、

参加者一覧表示の切り替えボタンが見つかりませんでした。

Zoom、まだまだ使いこなせません

2020年8月27日

青葉区医師会WEB講演会


コロナ時代の外来発熱診療

11月12日は青葉区医師会WEB講演会を視聴。

講師は埼玉の医療センターの勤務医。

開業医対象の会でしたので、発熱患者の診療でのクリニックの果たすべき役割が中心のお話でした。

「コロナの可能性のある人は見ない」、

ではなく、

「今までの風邪診療に、鑑別診断にコロナがひとつ加わっただけ」、

「コロナの診断は、PCRやCTより、問診が大事」、

という内容でした。

2020年11月13日

青葉区医師会WEB講演会


アナフィラキシーへの対応・基本と実践

3月31日は青葉区医師会WEB講演会を視聴。

ワクチン接種にむけ、アナフィラキシーへの対応の勉強。

若いころに腎盂造影でヨード剤を静注していたので、

アナフィラキシーの診断はできると思います。

アナフィラキシーと診断したら、

とにかくボスミン0.3mgを大腿外側に筋注、

同時に119番で救急車を呼ぶ、 でした。

2021年3月31日