治らない、の意味
皮膚科の夏は終わったのに、一昨日の外来は皮膚科の新患が多くいらっしゃいました。
都筑区に引っ越して来たばかりで皮膚科を探して当院に来られた方も。
コーナンや
食品館あおばのおかげで、
そして
同じビルに耳鼻科も揃ったおかげで、
当院は
センター南駅前皮膚科になりました。
他院での治療経験がある方は、
「その薬しかないんですか?」、「これって治らないんですか?」などの質問が出てきます。
アトピー性皮膚炎や
手湿疹などの場合、
ステロイドや保湿剤を塗れば良くなるわけですが、塗らないでいると、かさついてきて、痒くなります。
「これは一生治らないんですか?」なんて質問も。
初診の方に限らず、半年とか1年ぶりとかに来られた患者さんからも同じ質問が。
土曜日にしか来られない方々は仕事をなかなか休めない方々です。
塗っても治らなかったわけではなく、塗るのをやめたら再発したことも「治らない」とおっしゃいます。
昨日思いついた例え話。
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「虫刺されでできた湿疹。ステロイドで治ります。でもまた虫に刺されたら湿疹ができます。
「虫に二度と刺されない体にすることや、
「虫に刺されても湿疹ができない体にすることはできません。」
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「虫刺されの軟膏は他の皮膚科でもらっている。でも毎晩刺されるのでどうやって駆虫すればよいか」、という相談に来られた方も。
生活指導も医者の役目ですから、駆虫の仕方の指導も皮膚科医の役目なんですね。
でも一昨日の患者さんには燻煙型殺虫剤を使うように話しただけでした。
トコジラミ(ナンキンムシ)の駆虫方法を昨日ネットで勉強しました。
燻煙型殺虫剤のみの処置のみでは駆除できないと書いてあるページもありましたので、これをコピーして、これから患者さんに郵送です。