不況とパイプカット
昨日の昼は税理士事務所の方の訪問日でした。
9月の業績が悪かったのは、レセプトを提出したときにすでに分っていました。
でもこれは、
シドニーと
シルバーウィークで診療実日数が16日しかなかったのでしかたない、と思っていました。
でも事務所の方と話すうち、去年の9月の診療実日数も18日しかなかったことに気づきました。
去年の9月は
ベトナムに行ったのでした。
前年同月比で、
診療実日数は1割減。
来院患者数はもっと減。
シドニーとシルバーウィークのせいだけでは説明がつかない患者数の落ち込み。
今年は冷夏だったので、皮膚科の新患が少なかったのでしょうか?
レセプトコンピューターで簡単に集計できるのは、新患で検尿を実施した人の割合。
去年も今年も検尿を実施した人の割合は40%。
精液検査希望の方や、
PSA高値で来られた方などに検尿をするわけではありませんので、
検尿を実施したかどうかで、泌尿器科の新患かどうかを判別できるわけではありませんが、
冷夏で皮膚科の新患が減った、というわけでもないようです。
自由診療は2割減。
プロペシア・
バイアグラなどの仕入れ額は1割減。
プロペシア・バイアグラの処方数は診療実日数に比例しているわけです。
なので自由診療の落ち込みは、
包茎・
パイプカットの激減が大きいのかもしれません。
先日、パイプカットの手術をしながら、患者さんと雑談。
患者さん;「手術は多いんですか?」
私;「
リーマンショック以来、減ってますね。」
患者さん;「不況の時こそ、不妊手術してほしい人が増えるんじゃないですか?」
私;「なるほど。では10万円以下でやってくれるクリニックに集中しているんでしょうかね。」
患者さん;「どこで手術を受けるかは値段に関係ないと思いますけど。」
ありがとうございます。安売り競争には参戦しないで頑張ります。