前立腺生検を受けるか悩んでいるPSA高値の方のためのサイトです。

癌の可能性が高い人だけに日帰り6箇所生検を行っている横浜市都筑区の木村泌尿器皮膚科です。
前立腺炎は専門外ですが、患者さんたちと掲示板でやりとりしているうちに出来たページも公開しています。

前立腺炎についてのご感想(1)




以下は、38才の方からいただいたメールです。
 木村先生のホームページを定期的に拝見しています。私と同じように長く病気と闘っている方々がいることを知り、とても勇気づけられています。今回、長文ではありますが、メールをさせていただきます。 私は3年ほど前から慢性前立腺炎症の治療をしております。 通院する前は、尿の出や切れが悪い、残尿感、夜間にトイレに起きるといった自覚症状が多少ありましたものの、それほど気にせず、病院には行きませんでした。しかし、精液検査をする機会があり、そこで白血球が認められ、炎症が発覚した次第です。 治療法としては、各種の抗生物質を飲んで2週間に1度、尿の状態を口答で話したり、定期的に白血球の検査をしたりして、その薬が効くかどうか、2年半ほど経過を見てきましたが、なかなか改善が見られませんでした。 そこで、昨年の12月頃から、2週間に1度の通院の際、前立腺マッサージをしていただき、その後の尿検査による白血球のチェック、そして薬の効能確認をして参りました。さらに今年の3月頃から自宅にて毎日1回、前立腺マッサージを自分で(家族の助けを得て)行うようになりました。 その結果、5月上旬には白血球数が激減し、2個程度までとなりました。その際、飲んでいた薬は、クラリシッド錠、ノフキサン100、ラックビー顆粒の3種類です。そこで、まもなく完治かなと喜んでおりましたものの、その後また白血球が増加し、担当医から「抗生物質によるカビの繁殖かな」と言われ、その後は薬をストップし、自宅での前立腺マッサージと2週間に1度の通院のみに切り替えております。 木村先生には、抗生物質の反動によるカビのことをお聞きしたいのと、前立腺マッサージの効能等について、お尋ね申し上げたいと存じます。 先生の「尿の悩みを解決する本」も取り寄せ、拝見させていただきました。非常にわかりやすい本でした。ただ、私のように慢性前立腺炎症の治療が長引いている者にとって最新の情報を得るためにも、いっそうのホームページの充実を望みます。 P.S.先生がお作りになっている野菜の発育状態をとても楽しく拝見しています。私も市民農園にて週末は野菜やハーブ作りに勤しんでいて、ストレスの解消にも役立っています。今年は季候がよいせいか、ジャガイモやトウモロコシが順調に育っているようです。なお、私の病気は仕事などのストレスとも大いに関係するのでしょうか。

コメント

 ペニシリンなどの抗生物質は、元々、カビが自分の勢力拡大のため、まわりの細菌を殺すために生産している物質です。抗生物質を長期間飲むと、カビに感染しやすくなるのは事実で、膀胱炎の女性が抗生物質を長期間飲むと、 カンジダ膣炎を起こすことはよくあります。ただ、カンジダ前立腺炎というのはあまり聞いたことがありません。でも、抗生物質は中止すべき時期だと思います。前立腺マッサージを自分でやらなくても、射精すれば同じ効果があられます。 国際泌尿器科雑誌の今年の3月号に、週2回以上射精するほうが、治りが良いという論文が発表されました。トルコの大学病院の発表です。パートナーのいない若い男はマスターベーションをしろ、という内容です。 イギリスでも射精するようにという指導はされている様ですが、日本人にとってはかなりハードかもしれませんと、産業医科大学泌尿器科の松本教授が述べらるように、日本の大学病院ではこのような指導はまだ一般的ではありません。


EDの名医
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