Q.38歳の主人のことで、ご相談いたします。主人は、会社の近くの皮膚科・泌尿器科の個人病院で皮膚科にかかっていたのですが、張り紙を見て、前から気になっていた尿漏れと、尿のでるまで時間がかかることを相談したところ、触診されて、前立腺が卵大に腫れているといわれたそうです。血液検査、尿検査は、前回の皮膚科治療のさいのみで、その時、少し血尿があるといわれていました。クラビットをもらって、「2・3年前からであれば、治療にその倍かかります.1週間後にきてください」と言われましたが、毎週皮膚科で通院しているので、前立腺について、いまいちよくわからないまま、質問もしないで帰ってきました。私は、前立腺肥大が老人性のものであることを知っていたので、おかしいな、と、こっそりこちらのホームページで勉強させていただきました。とってもわかりやすく、お忙しい中、誠実なコメント、先生のお人柄があらわれています。今の日本で、赤ひげ先生のように患者の立場にたった、このホームページにエールを送ります。ところで、触診だけで、癌の可能性は消えるのでしょうか?結局、肥大症でしょうか?前立腺炎?ここのところ便秘ぎみであること、腰痛持ちであること、ここ2年ほど、急に性的に自信がなくなってきた、なども考え合わせて、総合病院で癌の検査をしたほうがいいのでしょうか。ぜひ解答おねがいします。
A.クラビット(抗菌剤)をもらっているということは、前立腺炎、それも細菌性慢性前立腺炎と診断されたということになります。
前立腺炎のページを見ていただきたいと、思いますが、前立腺炎を診断するには、前立腺マッサージによって前立腺分泌液を搾りだします.分泌液のなかに白血球,菌とも陽性なら慢性細菌性前立腺炎,②白血球のみ陽性なら非細菌性前立腺炎,両方とも陰性なら前立腺痛と診断されます. しかし、専門でない医院では、症状だけで、診断し、抗菌剤を処方されるということもあり得ます。”私の前立腺炎は、3つの中のどれですか”、という質問にその医者が答えてくれるかどうかで、専門かどうか見当がつきます。38歳では、肥大症、癌はありません。
Q.早速のお返事ありがとうございました。おかげさまで、不安が消えました。 これからのますますのご活躍、応援いたします。まわりのメール友達にもぜひ紹介したいと思います。本当にありがとうございました。