学生実習に来る東大M3,M4の学生への注意事項



金曜日の午前10時に東京共済病院泌尿器科外来に来て下さい。
白衣と名札を持参してください。

私、木村は,以下の項目については少しは説明できます。他のことは大学の医者に聞いて下さい。

超音波診断学

画像処理、統計学(多変量解析)、尿流動態検査等のコンピュータを用いた解析

衝撃波、レーザー等のMedical Engineering

私も一度だけ、某医科大の教授選に出たことがあります。以下は、その時当時の東大医学部長が書いてくれた推薦状(正確には私自身が書いた下書き)です。

 「木村明君は,昭和53年に東京大学医学部を卒業し、東京大学医学部泌尿器科教室に入局しました。2年目に勤務した東芝中央病院で東芝が試作した前立腺用超音波診断装置に興味を持ちました。検査者の主観に左右されない診断法の確立をめざし、コンピュータを用いた画像解析をテーマに研究を行い、昭和59年に博士号(私の業績のページへ。) を取得しました。以降も、画像診断等の泌尿器科ME領域を研究テーマとして、経直腸的超音波断層法を基にしたパーソナルコンピューターによる自動診断、三次元表示等の研究をてがけてきました。更に、MRIやレーザー等の新たなME装置が登場すると、その泌尿器科領域への応用に取り組み、後進の指導にあたってきました。最近は、入院患者のすべての排尿動態をICカードに記録し、前立腺疾患での特徴的な排尿パターンの解析もテーマとしております。診療面では、癌患者の多い都立駒込病院、透析施設のある都共済青山病院等で、泌尿器科医として充分な修練を積んでおります。学生の教育にも熱心で、特に検査法の分野を担当し、超音波、核磁気共鳴の基礎となる物理学を交えた説明をするなど、学生を厭きさせない講義を行っております。」