第133回神奈川県皮膚科医会@関内
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昨日のテーマは、ヒトの皮膚、動物の皮膚。マニアックなテーマでした。神奈川県皮膚科医会出席はデューティーとしているので、参加。
生田で3セットプレイしてから、15時15分からの最初の講演に間に合うように行ったのですが、14時からの総会などの議事が早く終わったようで、
1つ目の講演はすでに始まっていました。
水の中の生物の体表を覆う単層の細胞配列、多層の扁平上皮、そして、角質層を持つ陸上の動物。
動物という言葉を作ったのも福沢諭吉なんですって。それまでは、鳥獣戯画の鳥獣。
皮膚は体の外と内を隔てる臓器ですが、その境目はどこか。
タイトジャンクションがある扁平上皮の2列目、なんだそうです。
演者の先生は、月田君と一緒に働いた事がある人だと、最後のスライドで分かりました。
教室移動の時、いつもダッシュして、最前列の席に座って講義を聴いていた月田君は強く印象に残っている同級生です。
2つ目は、象の皮膚。生田の3セットのため、気を失ってしまいました。
3つ目は、脊椎動物の上陸。でも、話題は、皮膚ではなく、肺の発生学。
すべての細胞が脳になるための設計図も肺になるための設計図(DNA)を持っている訳ですが、
3つ目の演者は、魚の浮き袋になる細胞に、肺になるための設計図のコピー(RNA)が発現していることを証明する仕事などをされている先生でした。
個人のDNA配列を10万円で読んでくれるビジネスが今年中に始まるようですが、
設計図(DNA)がすべて使われるわけではなく、RNAにコピーされて、蛋白造成工場に伝えられなければ、いけないわけで、
設計図がなければ何も出来ないわけですが、設計図があっても使われなければ、やはり何の役にも立たないわけで、
DNAとRNAと蛋白との関係を、再勉強してきました。
魚の浮き袋のRNAを解読するのに1000万円ですって。
仕分け人に研究費を削られないようにするには、作文がうまくなければいけません。
研究は情熱だけではできません。
最後の2行は、昨日の講師の先生が言っていたわけではありません。
一昨日の真打の先生が、「患者さんに声を上げてもらい、マスコミがキャンペーンしてくれないと、予算は獲得できない」みたいな話をされていたので。
関内新井ホールではいつものように、ニューグランドのローストビーフ。
11階のホールからは横浜スタジアムが見えます。倖田來未のライブをやっていました。雨は大丈夫だったのでしょうか?