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院長の木村明は褥瘡の処置・巻き爪の手術の経験はありません。褥瘡や巻き爪に対応できません。

第131回神奈川県皮膚科医会@関内



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昨日のテーマは褥瘡

褥瘡の所見をスコア化するDESIGN。深さ・滲出液・大きさ・感染・肉芽組織・壊死組織の頭文字を取ったものですが、

深さは他のスコアと相関が強く、独立因子にはならないので、スコアから外す、それぞれの点数の重みを変える、などの改良がされた、という話。

入試から、社会科は外す、数学の点数を理科の2倍にする、みたいな話。

褥瘡は圧力からだけではなく、ずれの力も関係するので、頻回の体位交換が悪化させる事がありうる、

深部組織損傷という概念ができた。皮膚は表面から順番に腐るのではなく、奥がまず腐ることもある、

最近流行の湿らせた環境で創傷を治癒させる湿潤療法(ラップ療法もこの一つ)への反省で、

治癒を遅らせる細菌感染もありうるので、消毒が必要な時期もある、

というようなことを勉強してきました。

「滲出液の中には細胞増殖を促すサイトカインが出ている、

「消毒液は、細菌だけでなく、細胞まで殺してしまう、

「なので、イソジンでごしごし消毒して乾いたガーゼをあてるのは間違い」

というのが、湿潤療法ですが、

何事も一つの方法だけでは上手く行かない例外的な状況もあり、

イソジンで消毒してガーゼをあてたほうがよい時期もあるのだそうです。

昨日は13時まで生田テニス。あざみ野まで送ってもらって関内へ。昼食を食べないまま、勉強しました。
2014年加筆。

ケアマネさん向けのパンフ


ケアプラザが作成してくださったパンフレットをケアマネさんが参考にしてくださるとありがたいです。

都筑区のケアマネジャーさんたちが、リストを作成してくださいました。

男性皮膚科を標榜していること、 褥瘡や巻き爪に対応できないという当院の特徴も、 しっかり書いていただけました。

ありがとうございます。

[木村泌尿器皮膚科(泌尿器科・男性皮膚科)公式ブログ]