泌尿器科医・木村明の日記


第25回日本臨床皮膚科医会三支部合同学術集会@品川コクヨホール



[第24回][第23回]

昨日は娘と一緒に生田テニスへ。1時間だけプレー。

13時からは日本臨床皮膚科医会三支部合同学術集会へ。

第1席は、コーチング。

コーチとは馬車のこと、というのはガーラ湯沢のリフトの名前で知っていましたが、

相手の目的地へ運んであげるのがコーチ。

「なぜ、毎日薬を塗らないんだ!」と言うのではなく、

アトピーが良くなったら何がしたい?ではその目標に向かって頑張ろうね。」と目標を自覚させて、一緒に伴走するのがコーチ。

「何故?」は否定されている感じを与えるので、「何?」と聞く。

「なんで、こんなに成績が悪いんだ!」と言っては逆効果。

「成績が落ちている原因は何だと思う?」と、問題点を一緒に探す姿勢が大事。

第2席は、こんな内容。講師はこの先生でした。

第3席は、乾癬に使うビタミンD外用薬。話のテンポがよく、酒井法子の名前が出た瞬間に、この先生は、この日の先生だと気づきました。

懇親会で、この先生と歓談する機会があり、「先生は落研出身ですか?」と聞いたところ、

「違いますが、父がプロの落語家です。医者ですが、師匠から名前をもらったので、プロなんです。医者で落語家は3人だけです。」なんて教えてもらえました。

第4席は、ダーモスコピー。いつもの通りこの先生。昨日は実習で、勉強になりました。

懇親会では、長い挨拶。でも内容は、仕分け人が皮膚科の報酬を減らせと言った件だったので、興味深い話でした。

今年6月の1ヶ月のデータ、収入に占める支出の割合、を元にした議論なんだそうです。

皮膚科の夏、のデータを使われては困る、利益(収入ー支出)の割合は高いが、絶対値としての単価は安い、など、

食事が20分近くお預け、になりましたが、たぶん、私が今まで聞いた乾杯の挨拶の中で、最も苦痛でない挨拶でした。



三支部とは、東京と南関東山静と北関東信越。

南関東山静とは、千葉・神奈川・山梨・静岡のこと。