泌尿器科医・木村明の日記


今週の金曜はポリオ出動


今週の金曜は1年ぶりのポリオ予防接種診察出動です。

去年は13時15分から14時45分まで、60人ぐらいのお子さんの胸の聴診と喉の診察をしました。

母子手帳にも目を通し、他の予防接種をした日を確認します。

私は区役所には歩いていけるので、午前の診察を切り上げる必要も、午後の診療時間を遅らせる必要もありません。

最近は昼の手術が減っているので、手術枠が減って困る、ということもありません。

なので、ポリオ出動のFAXが医師会から送られてきても困りはしません。

でも、医師会員の中には、その日は休診にしてしまう先生もあるようです。

ポリオ予防接種診察出動は、医師会に入会している医者のデューティーの一つです。

医師会に入会していないと、ワクチン接種などができないのかと思っていましたが、

横浜市のホームページによれば、

新型インフルエンザワクチン接種に係る業務実施を希望する医療機関について、

横浜市医師会に加入されている医療機関については、横浜市医師会が意向確認及び委託契約手続きを行います。詳細については各区医師会へお問い合わせください。

医師会未加入の医療機関については、横浜市より平成21年10月8日付で意向確認の調査票等を郵送いたしました。(回答〆切:平成21年10月14日)

とありますので、行政への協力を強いられるというデメリットに比べ、医師会員であることのメリットが減ってきているように思います。医師会への回答〆切は10月9日だったし。

医師会未加入の医療機関に予防接種を委託するな、なんて了見の狭いことはいいません。

むしろ、ポリオ予防接種診察出動も、医師会に丸投げしないで、すべての医師から公募したらどうでしょう。

このエントリーは昨日下書きしたのですが、行政と開業医のパイプ役としての医師会について書いていたら長くなりすぎたので、

新型インフルエンザワクチン接種についてと、新型インフルエンザ協力医療機関についての原稿は、

昨日のうちにアップしました。雨で、パソコンに向かっている時間が長かったので。