今日の読売新聞14面に登場
木村泌尿器皮膚科の木村明さんを受診。超音波装置で見た前立腺の大きさから、がんである確率は数%程度と推測された。
当院通院中の患者さんが、本日読売新聞で実名で登場してくださいました。
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横浜市の〇〇(新聞では実名)さん(64歳)は今年1月、近くの診療所で受けた健診で、前立腺の腫瘍マーカーであるPSA(前立腺特異抗原)を調べてもらった。3歳上の兄が3年前、
前立腺がんで手術をした。「自分もそろそろ年齢的に気を付けた方が良いかな」と考えたのが、検査のきっかけだ。
翌週の受診で知らされたPSAの値は、基準値(4ナノ・グラム/ミリ・リットル)をわずだが上回る4・15。医師からは、「がんの疑いがあるため、前立腺の組織を針で採取する生検を受けてください」と告げられた。 「『う~ん来たかぁ』という感じで最初はショックでした」と〇〇さん。しかし家に帰って妻とも話すうち、「がんと決まったわけではなく、PSAについても、もっと調べてみよう」と思い直した。
〇〇さんは、ホームページにPSAの解説を掲載している同市の木村泌尿器皮膚科の木村明さんを受診。超音波装置で見た前立腺の大きさから、がんである確率は数%程度と推測された。そこで、体に負担の大きい生検は行わずに、様子を見ることになった。
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〇〇さん、ありがとうございました。この報道が、PSA4以上 イコール すぐ
前立腺針生検、ではないので、とりあえず
2次検診までは受けましょう、というメッセージになってくれるとうれしいです。
この記事のおかげで当院にいらしていただける患者さんが増える事も勿論期待していますが、どうなるでしょう?
遠方からの初診患者さんがある時間帯(大体は受付開始直後)に集中して、常連さんに迷惑をかける(初診患者さんがお二人順番取りで9時にいらっしゃると9時半にいらした方の診察は10時過ぎになります)のは防ぎたいし、でも読売新聞を見た人だけ予約制というわけにも行かないし。
かといって、新聞記事の反響が全然なくて、PSAの相談にどなたも来られないのも淋しいし。
〇〇さんはよく御夫婦で来院されます。奥様はすごく気さくな方でこのブログも見てくださっていて、
バンコク旅行の写真を見て、
この象のTシャツが良く似合ってます、象が飛び出して見えます、と褒めていただきました。でも良く考えると、象が飛び出して見えるのは私がメタボ体型だから?
読売新聞の記事にあわせ、
ホームページも改定しました。
学会活動を活発にやっていることや、今も
東大教授の北村先生と親交があることを示す上品さに欠けるホームページになっています。
これは患者さん向けではなく、患者さんが新聞記事を持ち込まれて迷惑されるであろう同業者が「木村明? Who? どうせ学会活動もしていない開業医が似非データを基に患者集めをしているのだろう。」と思われないためのページです。
2週間程度で元に戻しますので、しばらくは御勘弁を。
PSAの値と前立腺体積から前立腺癌の確率を求める方法は
こちらをご覧下さい。
早見表はこちらです。
2007年10月22日の院長ブログ原稿
[横浜市都筑区センター南駅木村泌尿器皮膚科院長日記一覧]