腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意な超音波医学会専門医。
先月健康雑誌から取材の申し込みが。 膀胱炎の話とのことで快諾。
でも詳細がFaxで届いてみると、間質性膀胱炎をメインにしたいと。 当院は膀胱容量が小さくて、間質性膀胱炎が疑われる症例は病院に紹介しています。
なので実際に間質性膀胱炎の治療をしたことはないんです。 と言うわけで、泌尿器科学会総会の抄録で最近の話題を勉強。
膀胱内にヘパリンを注入する治療があるのを知りました。 膀胱壁の透過性亢進が最初の引き金、という考え方があるんですね。
その結果、間質で炎症が起こって、膀胱壁が委縮していく、 というイメージをつかむことが出来ました。
間質性膀胱炎では治療のメインが食事療法というのも解せませんでした。 膀胱壁の透過性が亢進しているから、刺激物を食べると症状が悪化するんだとわかりました。
ヘパリンを膀胱粘膜に塗る、という話、アトピー性皮膚炎とそっくりだなあ、 とも感じました。 ヒルドイド軟膏=ヘパリンですから。
アトピーはアレルギーとされてきましたが、 今はバリア障害が原因でアレルギーはその結果、と言うのが有力な説。
結構勉強してから臨んだインタビュー。 質問にはほぼ答えることができました。
2014年11月20日
先月健康雑誌健康365から取材の申し込みが。
テーマは過活動膀胱について。
男性の過活動膀胱の原因は前立腺肥大症と言う内容ならOKと伝えたところ、
その内容でOKとのことで快諾しました。
私が関係したのは、96ページから99ページまで。
その後に10ページ以上健康食品の記事が続いていますが、
その件は本が出来上がるまで知りませんでした。
2020年11月14日