腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意な超音波専門医。
10 月 16 日 (月)の夜は青葉区医師会館で循環器研修会。
「高齢糖尿病者のサルコペニア予防について」
健康寿命を延ばす、というのが最近の医療での重要な課題です。
私の母はセンター北の老人ホームに入所(入居?)中ですが、麻痺はありませんが、立つことは出来ません。
もちろん歩くことは出来ませんから、車椅子移動ですし、トイレ移動も全介助です。
原因は筋力の衰えです。
高齢に伴い筋肉が萎縮していく状態をサルコペニアと言うそうです。
正確な定義は違うかもしれません。
そのサルコペニアを防ぐには栄養と運動が大切。
筋肉はアミノ酸から作られますが、たんぱく質だけを食べていてはダメ。
ブドウ糖から作られるATPも必要ですから糖質ゼロはダメです。
そして筋肉への負荷も必要なのだそうです。
筋肉に負荷をかける運動をレジスタンス運動と呼ぶ、というのは初めて知りました。
戦時中のパリの話をしているのかと思ってしまいました。
講演で勉強になったのは、
というところでした。
10数年後にトイレ移動でお世話にならないようにするには、どんな運動をしていれば良いのかな、というのが、私個人の宿題となりました。
「有酸素運動」だけではだめなんです。
グラウンドゴルフは有酸素運動にしかならないですよね。
ゴルフやテニスやジョギングはどっち?
でも認知症だけ進んで、足腰がしっかりしていると、徘徊で家族や社会に迷惑かけそうだし、
頭と筋肉と内臓と同程度に衰えていくのが理想かな?
2017年10月20日