泌尿器科医・木村明の日記

木村顔

腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意な超音波専門医。

マラソンの後に神奈川県皮膚科医会


間擦疹という病名だとキンダベートが査定された。審査するのはコンピューター、と割り切ることにしました。

今年もマラソンの日が神奈川県皮膚科医会でした。

最近は参加者が多く、14時前に行かないと前の方の席が確保できません。

健保コーナーQ&Aから聴きました。

間擦疹という病名だとキンダベートが査定されたという質問の回答が参考になりました。

慢性湿疹という病名ばかりでは、ナンチャッテ皮膚科医と審査員の先生にバカにされるのでは、

と恐れて、専門的な病名を頑張って付けてきましたが、

審査するのはコンピューター、と

割り切ることにしました。

ミニレクチャーは爪白癬。

メインの講演は足のクリニックという名前の医院を開業している先生による、

足の骨の構造が巻き爪やタコの原因になるというお話。

2演題目は爪のメラノーマ。

骨を切断しないことに挑戦しているお話。

爪のメラノーマにはオプジーボが無効なことが多い、というお話も。

分子標的薬による皮膚合併症についても。

副作用が出る人の方が肺がんなどに薬が良く効くので、副作用を治してあげることは、皮膚科医にとって大事。

3演題目は乾癬の爪症状と関節症状。

爪の付着部炎は滑膜炎が波及したものという説明はわかりやすかったです。

マラソンのあとでも勉強会に参加したのは、懇親会でのローストビーフにつられて。

でも、懇親会ではローストビーフとカレーライスの食べ放題だけでなく、

青葉台で開業されている爪専門皮膚科のご夫婦とも懇親できました。

2018年3月9日


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パイプカット手術の名医