泌尿器科医・木村明の日記

木村顔

腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意な超音波専門医。

便秘のガイドライン@ノーザンGI


2017年に作成された便秘のガイドライン、「慢性便秘症診療ガイドライン2017」の解説。

水曜日は青葉区医師会で、横浜北部消化器研究会でした。

第4水曜日に青葉区医師会で開かれる会。

一旦帰宅して、妻に車で送ってもらいます。

この会をノーザンGI(北の胃腸)と呼ぶことにしています。

北部消化器では、北部病院の消化器センターの会かと妻が思うかもしれないので。

車で送ってもらわないと、懇親会でビールが飲めないので。

2017年に作成された便秘のガイドライン、「慢性便秘症診療ガイドライン2017」の解説を、作成に携わった福浦の先生から聞きました。

クリニカルクエッション5-04:浸透圧性下剤は有効か?

推奨の強さは1、エビデンスレベルはA。

【酸化マグネシウム】便を軟らかくするが、高齢者や腎機能の悪い人は要注意。

腎機能が低い人や高齢者が長期間にわたって使うと、血中のマグネシウム濃度が上がり、高マグネシウム血症になる可能性がある。

高齢者や腎臓が悪い人が酸化マグネシウムを飲む場合は慎重に使用し、定期的に血中のマグネシウム濃度を測定する必要がある。

クリニカルクエッション5-05:刺激性下剤は有効か?

推奨の強さは2、エビデンスレベルはB。

【センナなどの刺激性下剤】作用が非常に強力で、依存性が高い。

大腸の蠕動(ぜんどう)運動を促して排便を起こす効果の強い薬。

依存性が高く、飲む量がどんどん増えるので注意が必要。

クリニカルクエッション5-06:上皮機能変容薬は有効か?

推奨の強さは1、エビデンスレベルはA。

【ルビプロストン】慢性便秘症への確かなエビデンスあり。吐き気に注意。

ルビプロストンは上皮機能変容薬と呼ばれ、今回のガイドラインで推奨度が最も高い。

2018年4月28日

小児の慢性腹痛@ノーザンGI


ネキシウムが小児に適応拡大に。小児の咳に、ネキシウムを投与したらピタリと咳が止まったという経験をされている開業医も。

青葉区医師会

水曜日は青葉区医師会で、横浜北部消化器研究会でした。

最初の製品紹介ではネキシウムが小児に適応拡大になったお話。

特別講演のテーマは小児の慢性腹痛で講師は順天堂小児科教授。

機能的腹痛は、便秘、機能性消化管障害、不登校が主な原因。

機能性消化管障害とは、便通異常と関連した腹痛。

授業中にトイレに行くのが恥ずかしくて不登校になる場合もあり、

腹痛と不登校は、どちらが原因でどちらが結果かの判断が難しいようでした。

小児科のドクターもたくさん参加していて、懇親会は青葉区医師会館の1階ホールでケータリングでの立食。

小児の咳に、ネキシウムを投与したらピタリと咳が止まったという経験をされている開業医もおり、

小児にも逆流性食道炎が原因の咳もあるみたいでした。

2018年9月29日


慢性便秘症@ノーザンGI


慢性便秘症の最新治療。

青葉区医師会

平成30年11月28日水曜日は青葉区医師会で、横浜北部消化器研究会(ノーザンGI)でした。

テーマは慢性便秘症の最新治療。

まず便秘の病型分類から。

機能性便秘と便秘型過敏性腸症候群との違いが難解でした。

腹痛を伴うのが便秘型過敏性腸症候群とのことでしたが、

はっきりとした線引きは難しいようでした。

泌尿器科領域での病名分類に例えるなら、過活動膀胱と間質性膀胱炎の関係みたいでした。

尿を我慢すると痛いのが間質性膀胱炎とされていますが、なかなか両者の鑑別は難しい。

どちらの病名をつけても、使える薬は同じなので、それほど概念論に拘る必要もないのですが。

4月のノーザンGIの便秘勉強会では便秘の新薬ルビプロストン(アミティーザ)が紹介されました

今回は同系統の薬リナクロチド(リンゼス)が紹介されました。

2018年11月30日


慢性便秘症@ノーザンGI


画像を用いた慢性便秘症診療ー新規便秘薬の使い方。

青葉区医師会

令和1年5月22日水曜日は青葉区医師会で、横浜北部消化器研究会(ノーザンGI)でした。

先週も都筑区医師会で慢性便秘症の勉強会に出たばかりなので、よく理解できました。

今回の勉強会で紹介されたのは胆汁酸の再吸収を抑える薬エロビキシバット(グーフィス)。

胆汁酸の95%は再吸収される、という話のところで、では胆汁酸は何のために分泌されるの、という疑問が。

恥ずかしくて質問できませんでした。

こっそりMRさんに教えてもらいました。

脂肪の吸収を助けるのですね。

2019年5月23日


漢方@ノーザンGI


知っておきたい漢方の使い分け~消化器編~。

青葉区医師会

平成31年1月23日水曜日は青葉区医師会で、横浜北部消化器研究会(ノーザンGI)でした。

テーマは知っておきたい漢方の使い分け~消化器編~。

講師は東海大学の漢方医学教授。

大黄がセンノシド、というのが勉強になりました。

やはり、漢方処方では、含まれる生薬も知っている必要がありますね。

漢方上達のコツは、可能な限り1剤で対処する、というのも勉強になりました。

講演の中では、六君子湯と柴胡桂枝湯を併用した症例が登場しましたが、

これは、柴芍六君子湯という処方にするためのものなのだそうです。

それぞれの構成生薬を知っていないと、ブレンドできないですね。

2019年1月24日


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