院長が勤務医時代に作ったサイト
ホルモン療法は慌てて取りやめ
Q.74歳の父が春に検査を受けたところ、PSA値が140もあることが分かり
主治医から「前立腺がんステージCからDの可能性がある」と聞かされました。
10本の針生検を行い、同時にカソデックス錠が処方されホルモン療法も始めました。
ところが10本すべてから癌細胞は発見されませんでした。
骨・リンパへの転移も見られません。
ホルモン療法は慌てて取りやめになりました。
当面は月一回PSA検査をして、数ヵ月後に再度生検をする方針です。
針生検を行った結果陰性とかPSAの値がそんなに高いのに何でもないと 本当に信じて安心して良いものかといったページを、拝見いたしました。
私の父の場合、癌があったとしても小さいと理解してもいいのでしょうか。
大きさは直径約4センチで1.3倍程度の肥大と聞かされています。
確立では90%近いということになりますね。
主治医は癌細胞がみつからなかったことで
「学会ものですね」とおっしゃっていたそうです。
今まで先生の患者さんの中に、高いPSA値なのに癌ではなかった方はいらっしゃったでしょうか。
140というPSA値で、癌ではないということもありうるのでしょうか。
父は数値が高いということから、ステージC・Dの癌細胞を見落としているのではないかと不安になっています。
よろしくおねがいします。
A.不思議ですね。前立腺にばい菌が入っている時(熱が出て、尿をするとき痛い)に、PSAを測ると、癌でなくてもPSAが3桁の人がいます。
Q.回答をありがとうございます。こういう例もあると父に伝えてみます。
また何かあれば相談させてください。
ありがとうございました。