日本泌尿器科学会が新しい専門医制度にも対応した学会員向けの総合的な教育関連サイトJUA academyを立ち上げました。
先週、京都で学会が開かれました。
でも行きませんでした。
機構認定の専門医更新を目指していないので。
学会認定の専門医のポイントはすでにゲットしているので。
日記ネタにe-learning。
2016年の東部総会での卒後教育プログラムを視聴しました。
泌尿器腹腔鏡手術の基本手技と合併症予防について。
講師は2014年の東部総会の会長。
腎摘除術の左右での手順の違いなどを教えてもらえました。
左根治的腎摘除術においては性腺静脈の内側(大動脈側)で剥離すること、
右腎摘除術においては、性腺静脈の外側を剥離すること。
左の精索静脈が左腎静脈に流入するのに対し、右の精索静脈が下大静脈直接流れ込むことは、
精索静脈瘤が左に多いことの説明でいつも患者さんに説明しています。
でも開腹手術での腎摘除術の時、精索静脈の内側で剥がすか外側で剥がすか、あまり意識したことはありませんでした。
剥がした後でも、視野のどちら側に避けてもうかは、助手に筋鈎で引っ張ってもらえばいいので。
でも腹腔鏡手術では助手が使える鈎は1本。
後は重力で剥がしたものが落ちていくのを利用するのみ。
必要ないところを剥離してしまうと、術野が確保できないのです。
2018年4月27日