日本泌尿器科学会が新しい専門医制度にも対応した学会員向けの総合的な教育関連サイトJUA academyを立ち上げました。
JUA WEBINAR第3シリーズは「進行性前立腺癌 -基礎から最新の治療まで-」。
その第3回は「CSPCの治療ストラテジー」。
第1部は「CSPCの治療(ガイドラインに沿った治療法)」、第2部は「進行前立腺癌の初期治療」をご講演頂きます。
去勢抵抗性前立腺癌に使われる薬、ドセタキセル、アビラテロンを去勢抵抗性になる前から投与した時の治療成績について、
治験データを数種類示してくださり、大変勉強になりました。
開業医対象の講演会のテーマにならない薬なので、私はここ数年この分野の勉強をする機会がほとんどありませんでした。
ただし、最後のテストはかなりマニアックで、正解できませんでした。
各治験でのハイリスクの定義を問う問題。
CHAARTED試験での転移量の定義は、内臓転移または3個以上の骨転移を有する症例か、
LATITUDE試験での高リスクの定義は、グリソンスコアが8以上、骨転移が4箇所以上、内臓転移のうち2つ以上を満たす症例か、
STAMPEDE-ABI試験には、ハイリスクのM0症例もエントリーしているか。
例えて言うなら、
横浜家のラーメンにトッピングされている卵は、ゆで卵半個か丸ごと1個か、あるいは生卵か
を答えさせるようのもんで、
そこまで知っていなくてもいいのでは、定義が治験で違うことだけ理解していればいいのでは、
と思いました。
講師が10年以上前から親しくさせていただいている方なので、ちょっとクレイムっぽいことを書かせていただきました。
2018年6月5日