日本泌尿器科学会が新しい専門医制度にも対応した学会員向けの総合的な教育関連サイトJUA academyを立ち上げました。
JUA WEBINAR第4シリーズは「男性下部尿路症状・前立腺肥大症(Male LUTS/BPH)」。
その第3回は「Male LUTS/BPHの薬物治療のコツと使い分け」。
11月11日日曜日、同期会+バレー鑑賞に行く前に視聴しました。
講師は、札幌医大の教授。
前立腺肥大症の薬、過活動膀胱の薬についての解説でした。
前立腺肥大症の薬、特にザルティアに関しては、人前でしゃべったこともあるぐらい詳しいつもり。
でも併用療法や切り替えについてのエビデンスや推奨度については知らないことあり、熱心に視聴しました。
8割がた知っている内容の講演の方が、2割を聞きもらさないようにするので、何度も巻き戻ししながら聞きました。
(転移癌の免疫チェックポイント阻害剤の話などは、ほとんど聞き流して、わかるところだけつまみ食いになります。)
前立腺体積が30ml以上の人にはすぐにα1阻害剤にアボルブを追加すべきかの議論は特に熱心に聞きました。
当院にはα1阻害剤を処方している人は250人いますが、アボルブも飲んでいる人はその2割。
30ml以上の人には自動的にアボルブを追加すべき、というのがガイドラインであれば、半分以上の人に処方することになりそう。
内服治療を少しでも長く継続したい人には、PSAも測った上で、アボルブを勧める、という感じだと理解しました。
2018年11月13日