泌尿器科医・木村明の日記

第23回神奈川泌尿器科診療所懇話会


2月の大雪で流会になった講演会。

土曜日は2月の大雪で中止になったアボルブとPSAについての講演会に参加しました。

REDUCE試験を行ったAndriole達が2011年のJ.Urolに発表した論文では、アボルブ投与開始後のPSAのNadirは6ヶ月目の値としていました。

半年後の論文では一番下がった時の値と変更していました。

そのきっかけになったのはSchröder(PSA検診で死亡率低下したことを示したランダム化比較試験の著者)が、 6ヶ月目の値より上がるまで待っていては見落とし例が多すぎる(40%以上)と指摘したことだ、 というのが勉強になりました。

if a rise in PSA will be used as a single biopsy indication in men on dutasteride, >40% of the potentially aggressive cancers might be missed.

7か月待たされた講演でしたが、その7か月の間に講師の先生とFacebook友達になっていたので、 懇親会ではフランクにお話しできて良かったです。

2月にこの会の会長を卒業された先生とも、懇親会の乾杯の前にちょっとだけお話。

以前、この先生に「この病気なら俺にまかせろ、というのは何?」と質問され、答えられませんでした。

この春、クリニックを後輩に継承して転職した先生。

その先生にとって「俺にまかせてほしい病気」は何なのか、今度は私から聞きたかったのです。

でも、乾杯の時に主催者のテーブルに呼び戻されてしまいました。

覚えておられないかもしれませんが、あの一言、結構堪えました。 私が「選択と集中」路線に向かうきっかけの一つでもあるんですよ。

2014年9月22日

第35回神奈川泌尿器科診療所懇話会


過活動膀胱と保険請求講演会。

9月5日土曜日は17時から18時40分まで第35回神奈川泌尿器科診療所懇話会に参加。

2015年の第25回以来11年ぶりの参加。

過活動膀胱に関する講演は、β3に関するお話。

私の横顔シルエット

第2演題は「あなとの保険請求は正しいですか?」

講師はFUFと同じ先生でした。

5月の横浜市泌尿器科医会では、親しい先生たちがいなかったので、あまり情報交換できませんでしたが、

昨日の会は、神奈川県全体の泌尿器科医が対象なので参加者多数。

4月から息子さんと2診制に移行した先生や、

自身のクリニックをM&Aして、今は別の医療機関で働いている先生、

ともお話しでき、

後継者がいないクリニックの閉じ方について、

考えを一歩進めることができました。

2026年9月6日