ドイツ・ノルウｪー

8月15日（木）から8月25日（日）まで還暦祝い長期夏休み

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院長は今年還暦を迎えました。
8月15日（木）から8月25日（日）まで11日間の夏休みをいただき、 スカンジナビア泌尿器科学会に参加します。

聞こうと思っているプログラムは予習済みです。
私自身も演題を申し込みましたが、不採用でした。
sydneyの発表と第100回日泌の発表とを合わせただけのものでしたので、そんなに残念ではありませんが、

スカンジナビア泌尿器科学会は14年ぶりの参加です。1999年（レイキャビク、アイスランド）の様子。 スカンジナビアの人口も予習済み。

学会場（サンネフヨル、ノルウェー）に行く前に、20歳の時、妻と知り合ったリュッホ（ドイツ）にも40年ぶりに行く予定です。

8月15日（木）から8月18日（日）までハンブルグとリュッホ

空港からのタクシーから見えたテラス席のあるレストランへ。ウィンナーシュニッツェルをたべました。

翌日散歩したら 医療モールの半地下にあるレストランでした。

ハンブルグでの市内観光は1日歩きとおしました。 ハンブルグの市役所。

ハンブルグには、巨大なビスマルク像がありました。

ビスマルクは名言をたくさん残していて、今もよく引用されるようです。 これはハンブルグのホテルでもらった英字新聞。 ソーセージと法律の作りかたは知らないほうが、国民はよく眠れる、とビスマルクは言っている。 9月の総選挙にむけて、メルケル首相は、野党と論戦しない戦術を選んだ、とこの記事は、続きます。

レーパーバーンの飾り窓にも、40年ぶりに”見に”行ってみたいと思っていたので、結構長い距離歩きました。 レーパーバーンには着いたものの、飾り窓の入口はわからないままでした。
40年前に、青少年とはとても言えない、私より10歳以上年上の団員の強い要望で、世話人が男性陣を連れて行ってくれました。 もちろん通りを通り抜けただけで、お客にはなっていませんが。

海辺に向かっていたら、Uボートが見学できる場所に出ました。
この店で買ったUボートのTシャツを着てよいのか、ちょっと迷いましたが、 翌日、リュッホに行くとき着てみました。 軍国主義者と思われないか、ちょっと心配だったんです。 何の反応もありませんでした。
宮崎映画の今年のテーマはゼロ戦。来年あたりにWOWOWで見れたら見ようと思っています。 たとえば、日本でゼロ戦のTシャツを着たドイツ人が歩いていても、何も感じないように、 Uボートは軍国主義の代名詞ではないんだろうな、と思いました。

お昼ごはんは海辺のレストランで。ハンブルグ風ポテトと魚料理。

夕食は、駅近くの歩行者天国で、やはりハンブルグ風ポテトと魚料理。

ソーセージ。

19日朝は、5時半に朝食をルームサービスしてもらいました。朝食会場は6時半からなので。 朝食のメニューはこんな感じです。 ハンブルグでは結局ハンバーグは食べませんでした。

7時半ごろ、ハンブルグ駅をスタート。

バウムクーヘンの町Saltzwedelに到着。友達がピックアップしてくれて、リュッホへ。

Saltzwedelで買ったバウムクーヘン。手作りなので、年輪の太さにむらがあります。

40年前のホームステイのまとめ役の人に、会えました。

リュッホはちょうど夏祭りでした。中心街では、ステージで演奏。

ホテルは外側そのまま残し、中はきれいになっていました。
ナウマンさん、88歳。40年前は48歳だったんだ（当たり前）。 ボーイスカウトのまとめ役に力を注いでいたらしい。 日独青少年交流協会のグループの一つをリュッホに呼ぶために頑張ったんだそうで、誘致できたのは誇りのようです。 なので、私たちのことをよく覚えてくれていました。
リュッホは、日本の青少年をホームステイさせる町としては、 日独友好の観点からしたら、ドイツ全体を知るには小さすぎるかも。 でも、東ドイツとの国境そばの田舎町は、それなりに20歳の日本人青年に緊張感を与えてくれました。 ベルリンまで、東ドイツの中をバスで走ったのも貴重な経験です。

懐かしのホテルのレストランでしか肉料理。

夜はハンブルグ駅構内の売店で買ったトルコ料理（タコスみたいなもん）を部屋で。

18日（日）朝、2時間ほど、ハンブルグ市内観光。

8月18日（日）から8月20日（火）までコペンハーゲン

コペンハーゲンのホテルの部屋からはチボリ公園を見下ろすことができました。

コペンハーゲンについた日の夕食。スペアリブを たべました。

チボリ公園の 入り口の隣にある テラス席のあるステーキ屋さん。

チボリ公園の 入り口。

アンデルセン。

歩行者天国。

ニューハウンから、

人魚姫に行く途中に、大変な勉強させてもらいました。 ウクライナ大使館の横の道を歩いているとき、 自称イタリアの観光客が チボリはどこか、と質問してきました。 チボリはこっちではないよ、と言って方向を示すと、自分の地図を出してきて、いろいろと質問してきます。 そうすると ポリスを名乗る2人組が現われて、 「この辺は麻薬の違法取引をやっている場所だ。パスポートを見せろ」と言いだしました。 身分証明書らしきものを見せながら、「コカインは持ってないか、ハッシュはないか」とか聞いた上で、 パスポートがないというと、財布を見せろ、と言って財布を取り出して、 お札の匂いをかぐ仕草をした上で お金をもとに戻し、Thank you と言って去っていきました。 事務長の財布には、日本円が11万5千円入っていたはずですが、 おかしいと思って数分後にチェックしてみたら、3万5千円になっていました。

歩兵さんの交代式を見た後、

ウクライナ大使館の横の道をもう一度通りました。

ニューハウンでランチ。

警察に盗難届けを出したところ、非常に参考になると言って、いろいろと質問をされました。 最初に対応した受付の女性ポリスマンはよくある手口だと知っていましたので、 皆さんもリトルマーメイドに向かう時は気をつけましょう。 ニューハウンあたりからリトルマーメイドまでが危ないのだそうです。 そういう詐欺グループがたくさんいるそうです。 非常に残念だとデンマークのポリスは言っていました。

夜は、警察署の隣のレストランで食事。警察署に詐欺の被害届を出した時、地元の人達が利用しているように、見えたので。

コペンハーゲンは、自転車道がしっかり整備されていて、自転車はかなりの速度で通過していきます。 前日夜食べたテラス席のある警察署の隣のレストランでは、ウェイターと自転車がぶつかり、食器がすごい音をたてて割れて散乱しました。

8月20日（火）から8月23日（金）までサンネフヨル

サンネフヨル到着後、市内を散策。

一応、ノルウエイの森。

海辺のイタリアンレストランで夕食。

サンネフヨルの朝食。キャビアも並んでました。

学会の勉強の合間に、大富豪のお庭見物。

フィヨルドが見渡せる高台。

ガイドブックに載っていたお店で食事。

ノルウェーでサンドイッチと言うと、オープンサンドのこと。

スカンジナビア泌尿器科学会の運営には多くのメーカーが貢献していました。

コングレスバックはヤンセンの提供、 名札のフォルダーはアステラスの提供でした。

ヤンセンがCMしていたのは、前立腺がんの新しい内服薬。 日本ではまだ第３相治験中で、処方できません。

一方アステラスがCMしていたのは、新しい過活動膀胱治療薬。 日本ではベタニスという商品名ですが、欧州ではちょっと違う名前です。

1日目の夜はウエルカムパーティーに事務長と一緒に参加しました。

サンネフヨルの部屋は、西向きなので、朝、西に沈む月がよくみえました。

2日目、事務長は一人で、くじら博物館見学。

私は午前中、前立腺がんシンポジウムと一般演題をしっかり勉強。

ランチシンポジウムはこんな席に座って聞きます。スライドの写真を撮っても良いのかわからなかつたので、撮りませんでしたが、トンバル先生が、LHRHアンタゴニストのエビデンスを解説。Ferringという会社の提供でした。ゴナックスを売っているのはアステラスでは、ありませんでした。隣の部屋ではアステラス提供の過活動膀胱の講義が同時進行していました

勉強の合間に、プールでスイミング。

学会最終日のCongress dinner。

自由席でした。私たちは、上座に向かって、左隅の隣のテーブルに座りました。 結婚式に例えるなら、新郎の幼馴染たちの席。 だって、教授陣たちの席に割り込んだら、KYだと思われそうですですから。

ラッキーにも、ノルウェーでただ一人の女性泌尿器科開業医の隣の席になりました。 しかもこの女性は、ノルウェー初の女性泌尿器科医でもあります。 同じテーブルに女性泌尿器科医がいましたが、 その人は、病院の部長でTVT（尿失禁の手術；北部病院教授の得意分野）が得意だそうです。
ノルウェーの泌尿器科開業医は15人、だそうです。 ノルウェーは5ミリオンで、泌尿器科開業医は15人、 一方、横浜市の人口が3,7ミリオンで、泌尿器科開業医は58人。 臨床研究が容易な理由を聞くことができました。
写真の女性はベシケアの治験か、臨床研究をやった（どちらなのか私の英語力では聞けず）時、同意書を書いて（written informed consent）もらうそうで、 そこには、国民総背番号のデータにアクセスしてよい、と書いてあるらしく、来院しなくなったら、連絡可能です。 自宅近くに他に泌尿器科医がいないので、ドクターショッピングはできないようですし。
横浜市の人口が3,7ミリオンというのは、横浜市長選挙のおかげで勉強しました。 海外に行って情報交換するときには、自国のデータを正しく覚えていることが必要だと思いました。
万という単位より、ミリオン単位で暗記しておくことが大事。 日本の人口は120ミリオン、と言うと、事務長の右隣のスェーデンのMRさん（スェーデンは9ミリオン）がびっくりしていました。

これはそのMRさん（ステントなどのメーカー）さんに撮ってもらった写真。 事務長がお料理の写真も撮ったら、そのMRさんが、食事の記録目的か、と質問してました。

23日は、朝少し散歩して、帰国の途に。

3つの都市の移動はすべてプロペラ機でした。