泌尿器科医・木村明の日記

折り返し

標榜を男性皮膚科に変更して半年。

当院が標榜を男性皮膚科に変更して半年経ちました。 それに関する経営分析はまた後日。

4月に変更された診療報酬。 外来診療のみの当院にはあまり大きな影響はありませんでした。

在宅を行っている診療所と、 7対1入院基本料を算定している病院には大変厳しい内容でした。

厳しすぎて、すぐに対応できないので、 6カ月の猶予期間が設けられました。

9月までに今後も7対1入院基本料でいけるか、決めなければなりません。 つまりこちらも折り返し点を過ぎました。

7対1入院基本料の算定には平均在院日数が18日以下であることが求められます。

今までは1~2泊の前立腺生検が平均在院日数を減らしてくれましたが、 今年の改定で前立腺生検も短期滞在手術等基本料の対象となりました。

短期滞在手術等基本料の対象患者については、 平均在院日数の計算対象から外すことになりました。

私が勤めていた病院。 私が辞めた後、本人が希望すれば定年が65歳まで、と延長されました。 (9年前は60歳定年でした。)

もし私が開業しないで勤めていたら、 今年の3月が定年でした。

でも希望すれば延長できているわけで、 後輩に部長のポストを譲らずに、 しがみついていたかもしれません。

そうしたら、泌尿器科病棟を今後も7対1入院基本料の算定するには、 どうするか、今まさに悩んでいるのかも知れません。

グウィネス・パルトロウ主演のスライディング・ドアみたいな話。

2014年7月2日