木村泌尿器皮膚科

〒224-0032 横浜市都筑区茅ヶ崎中央51-1 TEL 045-949-3066

超音波医学会専門医。腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意です。 膀胱炎・尿道炎・男子不妊症では、院長自身が顕微鏡検査(尿・精液)を行います。 ここは、院長ブログの原稿倉庫です。

嵐の2連休は慢性前立腺炎サイト修復


[木村泌尿器皮膚科公式ブログ]

慢性前立腺炎と他院で診断された方の診察は問診だけでも長時間を要します。 以下、学会報告から引用。

前立腺炎の診断はStameyの方法に基づき診断すべきと考えるが、前立腺分泌液の検査をしないで、「前立腺炎」の診断をつける医者も少なくない。 Stameyは「前立腺炎という病名は、臨床医の無知によるくずかご(waste basket of clinical ignorance) 」と言っている。 尿道炎が治った後も症状が続くときや、前立腺は肥大症していないのに残尿感があるときなどにつける病名として、「前立腺炎」は非常に都合がよい。 患者は延々と抗生物質を投与されても症状が治らず、とんでもない性病にかかったような錯覚をもつことになる。 さらには、細菌検査を行うことなく、抗菌剤を処方していた医者が、突然「もう炎症は治った。症状があるのは気のせいだ。」と言って、治療を中断するため、患者は孤立する事になる。

そういう経過の患者さんに、あなたは性病ではない、と納得してもらうのは大変なのです。 なので、比較的空いている平日の午後5時にいらしていただけるよう、 weekday、5pmというパスワードが必要な倉庫に慢性前立腺炎のページを移動してありました。

パスワードが必要な倉庫には、Googleのロボットが入れませんので、 当院のHPは前立腺炎ではヒットしにくくなり、慢性前立腺炎の新患も減りました。

嵐の2連休、前立腺炎関連の記事のリンクを整理しました。 当院のHPのサーバーは3つ。 アサヒネットのレンタルサーバーを本館、 東急ケーブルのレンタルサーバーを別館、 開業時に取得したakira-kumura.comを新館と呼んでいますが、 本館と別館に散らばっていた慢性前立腺炎のページへの入口を、別館に統合しました。

慢性前立腺炎の新患の方に平日の午後5時にいらしていただくための入口の統合ですが、 成果はどうでしょうか。

書き直すきっかけは、先日の漢方勉強会です。 不定愁訴の患者さんたちと向き合っている先生たちからまた刺激を受けました。

ただ、問診だけでも長時間がかかる患者さんが月曜アサイチに来院されると、 膀胱炎や尿管結石などの急病の方の診察が遅くなってしまうので、 セカンドオピニオン希望の方は、平日の午後5時にお願いしたいのです。

2013年9月17日の院長ブログ原稿


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