尖圭コンジローマ講演会@川崎日航ホテル
初の尖圭コンジローマ治療薬;ベセルナクリーム勉強会が川崎市の医師を対象に川崎日航ホテルで開かれました。
持田製薬のMRさんから案内をもらったので参加しました。
ペニスにいぼができたら何科にかかります?皮膚科か泌尿器科か迷われるようです。結局、うちのように皮膚泌尿器科を標榜しているところに患者さんは集中します。
なので尖圭コンジローマはしっかり勉強しなければなりません。
ちょっと遠いとのことで行きのタクシー券も頂きました。
ジョギング・テニス・銀杏拾いの疲れでタクシーの中では爆睡。これが良かった様で、講演中は一度も気を失いませんでした。
ベセルナクリームは、best self naturalからつけた名前で、患者さんが自分で塗る免疫力賦活という自然な方法で尖圭コンジローマを治療するベストな薬だそうです。
ベセルナクリームは樹状細胞という免疫応答細胞を刺激し、インターフェロンαを分泌させ、ウイルスを退治します。
ベセルナクリームは尖圭コンジローマには適応があって、足の裏の普通のいぼ(尋常性疣贅)には適応がありません。
理由は、足の裏のいぼは角質層が厚く、ベセルナクリームを外から塗っても樹状細胞まで届かないから。
尖圭コンジローマでも角化傾向の強いものはまず別の治療を、という事でした。
講師は東京タワー近くの医大の教授。私の大学の1年先輩の先生です。昨日は懇親会の参加者が20名弱だったので、名刺交換させていただきました。
この教授、9月にパリで開かれた欧州皮膚科性病科学会に行って来られたそうで、パリの風景がスライドに登場しました。
欧州皮膚科性病科学会は9月に開かれるんですね。来年の予定を調べなければ。来年の旅行はヨーロッパ?
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