泌尿器科医・木村明の日記

腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意な超音波医学会専門医。

南町奉行と北町奉行


レセプト審査のお話です。

南町奉行と北町奉行というタイトルですが、レセプト審査の続きのお話です。

私は南町で医者をしております。お奉行様は大岡越前様で、爪に塗る薬を2本処方しても、認めてくださいます。

ところが北町の奉行様は新薬は2週間分しか処方してはあいならぬ、2週間分とはつまり1本だ、とおっしゃっているようです。

ここで質問です。北町に住んでいる人が南町の私のクリニックに来られた時、御裁き(レセプト審査)されるのはどちらのお奉行なのでしょうか。

なんとなくですが、私が感じているのは、社保は南町奉行(大岡越前様)で、国保は北町奉行なのではないか。

よくわからないので、爪に塗る薬を2本処方するのは、南町に暮らしている人だけにさせていただきます。

2015年1月7日