泌尿器科医・木村明の日記

木村顔

腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意な超音波専門医。

めざせ!幸吉


ピース法では、核と接触させて貝ひもの切片を入れる。同じクローンを持つあこや貝を増やしてやれば、移植片に対して拒絶反応が起こらないのでは。

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目指せ、第二のみきもと幸吉。

単一クローンアコヤ貝養殖により、真珠回収率を大幅アップ。

養殖真珠の技法のピース法では、核と接触させて貝ひもの切片を入れる。

Aのアコヤ貝から取り出した貝ひもを切り刻んで(ピース)、B.C.Dなどのアコヤ貝に移植する。

真珠を抱く貝は、Aと同じ遺伝子を持つアコヤ貝だけではないか。

Aの貝ひもはBにとっては異物です。拒絶反応で移植された貝ひもは殺されてしまうかもしれません。

アコヤ貝にTリンパ球があるのか、血液型があるのか、全く知りませんが、AとCは血液型が同じで、Cの体内では、Cのリンパ球はAの貝ひもを攻撃しないかもしれません。

同じクローンを持つあこや貝を増やしてやれば、移植片に対して拒絶反応が起こらないのではないでしょうか?

ミキモトにも農学部出身の人がたくさんいるでしょうから、ビデオを一回見ただけの医者が思いつくことは、すでに検討済みでしょうが。

2016年11月4日