腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意な超音波専門医。
当院は、2013年12月19日付で、 診療科目を、 泌尿器科・皮膚科から 泌尿器科・男性皮膚科に 変更しました。
本日、男性皮膚科3周年を迎えます。
院長は泌尿器科医ですが、陰部の異常に気付き、泌尿器科に行くべきか皮膚科に行くべきか迷っている男性のために、泌尿器科と男性皮膚科を標榜しております。
男性皮膚科
この1年の梅毒患者数は9人。レセコンで梅毒定量反応をした人の数です。つまり定性陽性だった人。
尖圭コンジローマ43人。病名で。ベセルナで検索しても同数。
性器ヘルペス27人。
あとは陰茎カンジダ症だと自己診断してくる、洗いすぎの亀頭包皮炎の患者さんが多数。
糖尿病でSGLT2を処方されて、本当のカンジダ症になっている人も時々。
人に相談できない場所の病気で不安になっている男性のお役に立てているようです。
2016年12月19日
12月の第1日曜日は第152回神奈川県皮膚科医会に参加。(T388 A1 T1)
皆勤賞は前回151回に途切れました。
50周年の記念式典だったのでパスしました。
ミニレクチャーは蕁麻疹。
抗ヒスタミン剤が効かない難治性には、喘息に使う生物学的製剤が有効。
メインテーマは顔の紅斑。(男性非露出部を専門にしている男性皮膚科の対象外疾患です。)
最初の演者は化粧品による接触皮膚炎や脂漏性皮膚炎を含めた全般的なお話。
二人目の演者がRosaceaについて。
日本語の病名を伝えると、私酒呑みではありません、と言われるので、バラを連想させる病名を使っている、とのことでした。
メトロニダゾール(フラジール)やイベルメクチン(2015年のノーベル賞)の軟膏は日本で適応になっていない。
したがって日本のガイドラインでは推奨度の高い治療法はないのだそうです。
テトラサイクリンやビブラマイシンがガイドラインのリストにあるのにミノマイシンが抜けているのは、単に比較試験が実施されていないだけ、
というのは、ニキビにミノマイシンを処方している私を安心させてくれました。
2016年12月9日
先日、陥入爪の保存的治療法についての勉強会があったので、参加しました。(T361 A1 T1)
メインのお話は陥入爪について、でした。
でも、陥入爪の治療は当院の守備範囲外ですので、タイトルは「爪の治療」にしておきます。
講師(都立大学)は以前、神奈川県皮膚科医会でも、同じお話をされました。
私が神奈川県皮膚科医会に参加し始めて間もない頃ですから、10年ぐらい前でしょう。
でもスライドを見ただけでは、どれくらいの難易度の手技なのかイメージがわきませんでした。
今回は、実際にテープが参加者に配布され、実技の指導もあり、習得できるかも、と感じました。
2016年11月29日