泌尿器科医・木村明の日記

木村顔

腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意な超音波専門医。

抗ヒスタミン薬講演会@横浜ベイホテル東急


昨年から今年にかけてまた新しい抗ヒスタミン薬が3つ発売されました。それぞれの構造式の特徴、すでに売り出されている薬との関係を勉強。

昨日は横浜ベイホテル東急でアレルギーフォーラム。 pic.twitter.com/if2uc0CHH3

— あざみ野棒屋@木村泌尿器皮膚科 (@azaminoboy) 2017年11月29日

11月29日水曜日は、横浜ベイホテル東急で開かれた抗ヒスタミン薬の講演会へ。

2010年に発売されたザイザルはローマ字でXyzal。

最後の抗アレルギー薬という意味で、最後を意味するxyzの後にアレルギーのalをつけたのだそうですが、

昨年から今年にかけてまた新しい抗ヒスタミン薬が3つ発売されました。

それぞれの構造式の特徴、すでに売り出されている薬との関係を勉強。

ビラスチンは効果は十分で眠気の副作用がないこと、

しかし、空腹時に内服してもらわないと効果が不十分であること、を勉強。

空腹時とは、食後2時間以降、食事1時間以上前のことだそうです。

私は就寝前で処方していましたが、

晩御飯が遅くなる人は、夕食を食べてすぐ寝るので、就寝前ではダメなのでそうで、

空腹時もしくは就寝前、と書くほうが良いようです。

私がもしビラノアを服用するとすれば(花粉症ではないので飲みませんが)、午前11時頃か、午後5時ごろということになります。

これは仕事中ですので、飲み忘れる時間帯ですね。

夕食は8時ごろ食べて、10時前に寝るので、就寝前はダメです。

コンプライアンスに弱点がある薬ということになるかも。

2017年12月1日


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