バイアグラ
1.バイアグラはED治療薬です。
通常バイアグラ50mgを性交1時間前に服用します。ただし、内服しただけで勃起が起こるわけではなく、性的刺激という引き金が必要です。
2.バイアグラで勃起する仕組み。
性的刺激で、海綿体神経末端から一酸化窒素が放出されると、
陰茎海綿体(勃起時に血液で満たされるスポンジのような構造物)でサイクリックGMPが作られます。
サイクリックGMPは血管平滑筋を拡張させ、海綿体に血液が流れ込みます。
そのサイクリックGMPを分解しようとする酵素(PDE:ホスホジエステラーゼ)を抑えるのがバイアグラです。
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3.ニトログリセリンとは併用できません。
狭心症などで、亜硝酸化合物(ニトログリセリンなどの虚血性心疾患治療薬)を服薬している人は、バイアグラを使用してはいけません。
亜硝酸化合物からできる一酸化窒素の働きを異常に高めて、低血圧からショックになることがあるからです。
もともとバイアグラはファイザー製薬の研究者が狭心症の薬として開発し始めたものなのです。
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4.性的刺激がなければ勃起しません。
バイアグラはサイクリックGMPを応援する薬です。
一酸化窒素がなければ、サイクリックGMPは生まれませんから、
バイアグラは何もできません。
つまり、性的刺激がなければ、バイアグラを飲んでも勃起はしません。
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5.バイアグラは処方せん医薬品に指定されています。
ニトログリセリンとの併用の危険などのため、バイアグラは処方せん医薬品に指定されています。
処方せん医薬品とは、医師の処方せん交付を受けた者だけに販売できる医薬品のことです。
木村泌尿器皮膚科では、バイアグラを院内処方しています。
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6.バイアグラの副作用には、次のようなものがあります。
顔のほてり(顔面紅潮)
めまい
胃痛、消化不良、腹痛
鼻水、鼻づまり
視覚異常
動悸、頻脈
胸痛
悪心、口渇
関節痛、筋肉痛
発疹
バイアグラの副作用は、基本的には時間経過とともに自然と治ります。ただし、症状が治まらない場合は医師にご相談ください。
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木村泌尿器皮膚科での
[勃起不全診療の実際]
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