日本泌尿器科学会が新しい専門医制度にも対応した学会員向けの総合的な教育関連サイトJUA academyを立ち上げました。
日曜の午後、ネットで2016年秋の西日本泌尿器科学会の卒後プログラムを視聴。
テーマは「副腎・後腹膜腫瘍の診断と治療」。
2016年と言えばわずか2年前です。
私はこの年は、伊勢志摩旅行の後で中部泌尿器科学会に出席しました。
サミットが開かれたホテルの食堂で、記念撮影もしました。
あの時集まった各国首脳はオバマさんを始め、今は国の中枢から離れています。
G7が結束して行くという雰囲気は今は無くなっていますから、2年前と言えば昔なのです。
なのでこんな昔の卒後プログラムを聞く価値があるのかなあ、とは思いつつ、1時間頑張って視聴。
アルドステロン症、クッシング症候群、の説明に半分以上の時間が割かれていました。
後半には褐色細胞腫の話も。
これについては、新しいバージョンの卒後プログラムをすでに視聴していましたが、
パラガングリオーマが何故アドレナリンを分泌するのか、あまり考えていなかったのが、今回の講義でよくわかりました。
パラガングリオーマは交感神経節由来なんですね。
そして交感神経はアドレナリンを分泌します。
排尿障害にα1受容体遮断薬を過活動膀胱にβ3アゴニストを処方している泌尿器科医は当然知っていることです。
神経節由来の癌がなぜ副腎腫瘍と同じく、アドレナリンを分泌するのか、深く考えもしなかった私。ボーっと生きてんじゃねえよ!
テストは一発合格。
80点だけど。
2018年9月15日