超音波医学会専門医。腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意です。 膀胱炎・尿道炎・男子不妊症では、院長自身が顕微鏡検査(尿・精液)を行います。 ここは、院長ブログの原稿倉庫です。
MRIなどで早期がんと診断して手術に踏み切っても、実際は進行癌で取りきれなかった、ということは時々ありますので、
この39人がすべて経過観察中に進行癌になってしまった、とは言えません。
でも、この39人の人たちは、すぐに手術してもらうべきだったと、後悔されているはずです。
アクティブサーベイランスを選択するということは、患者さんにとっても、主治医にとっても勇気が必要です。 なので、アメリカではアクティブサーベイランスは普及しておらず、積極治療が主流です。
10年ぐらい前は小線源が低侵襲治療として主流でしたが、 今は、ダヴィンチでの全摘を受ける人が大多数だそうです。
一昨日は新横浜グレイスホテルでYUC(横浜労災病院泌尿器科と近隣の開業医との病診連携の会)でした。
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横浜労災病院でもダヴィンチ手術が始まりました。
なので、YUCは今回もダヴィンチ手術の話でした。
開腹手術・腹腔鏡手術・ダヴィンチ手術をすべて経験した講師の先生は、
ダヴィンチが圧倒的に有利だと話しておられました。
そして、日本にはすでに120台以上のダヴィンチがあり、 前立腺がんの患者さんはダヴィンチのある施設に集中し始めている、とのことでした。
寄せては返す波のように、 少し前は小線源待ちが6ヶ月でしたが、 今はダヴィンチに行列ができています。
2013年9月6日の院長ブログ原稿