Congress dinner
学会最終日のCongress dinner。
自由席でした。私たちは、上座に向かって、左隅の隣のテーブルに座りました。 結婚式に例えるなら、新郎の幼馴染たちの席。 だって、教授陣たちの席に割り込んだら、KYだと思われそうですですから。
ラッキーにも、ノルウェーでただ一人の女性泌尿器科開業医の隣の席になりました。 しかもこの女性は、ノルウェー初の女性泌尿器科医でもあります。 同じテーブルに女性泌尿器科医がいましたが、 その人は、病院の部長でTVT（尿失禁の手術；北部病院教授の得意分野）が得意だそうです。
ノルウェーの泌尿器科開業医は15人、だそうです。 ノルウェーは5ミリオンで、泌尿器科開業医は15人、 一方、横浜市の人口が3,7ミリオンで、泌尿器科開業医は58人。
日本の泌尿器科医の多くは皮膚科や内科も標榜していますので、 泌尿器科単科標榜で勝負するなら、10人ぐらいがリミットかも。
臨床研究が容易な理由を聞くことができました。 写真の女性はベシケアの治験か、臨床研究をやった（どちらなのが私の英語力では聞けず）時、同意書を書いて（written informed consent）もらうそうで、 そこには、国民総背番号のデータにアクセスしてよい、と書いてあるらしく、来院しなくなったら、連絡可能です。 自宅近くに他に泌尿器科医がいないので、ドクターショッピングはできないようですし。
横浜市の人口が3,7ミリオンというのは、横浜市長選挙のおかげで勉強しました。 海外に行って情報交換するときには、自国のデータを正しく覚えていることが必要だと思いました。 万という単位より、ミリオン単位で暗記しておくことが大事。 日本の人口は120ミリオン、と言うと、事務長の右隣のスェーデンのMRさん（スェーデンは9ミリオン）がびっくりしていました。
これはそのMRさん（ステントなどのメーカー）さんに撮ってもらった写真。 事務長がお料理の写真も撮ったら、そのMRさんが、食事の記録目的か、と質問してました。 懇親会ではちゃんと懇親できて、QSLカードに印刷した名刺の出番はありませんでした。
2013年8月27日の院長ブログ原稿