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MRさんのランキング


私の息子の友人にはMRをしている人がいるそうです。

当院を担当しているMRさんは、私の子供と同じ20代後半の人が多いです。

MRさんは自社の製品の情報を医者に提供するのが主たる仕事なわけで、1日にできるだけ多くのクリニックを訪問して院長に情報提供したいはずです。

アポなしで訪問したMRさんに会う、当院での優先順位には

1.待ち患者さんがいても途中で会う

2.患者さんが切れたら会う

3.2号用紙の補足書きなど業務がすべて終了したら会う

の3段階があります。

3段階のどれかは、そのMRさんが今までに持ってきてくれた情報量の実績によるわけで、

せっかく会っても、「暑いですね」「先生、夏休みはどちらに行かれるんですか?」「北島、金メダルすごかったですね(or残念でしたね)」なんて余計な話ばかりでは、ランク落ちになりますから気をつけてくださいね。

当院を訪れる多くのMRさんが感じていると思いますが、私はMRさんに優しくありません。

事務長が居合わせると、「息子と同世代でしょ! もっと優しくしてあげなさい。」と後で注意されることがしばしば。

理由の一つは、前にも書きましたが、もともと私は性格が意地悪なこと。患者さんには努力して優しくしていますが、MRさんやくノ一に対しては地が出ます。

そしてもう一つは、出入り業者とは個人的に仲良くなってはならない、という環境で育ったこと。

製薬会社も出入り業者です。

私は国立大学卒業で、公務員歴が長いのです。

公務員にはいろいろ制約があり、宮城県立病院の医者が兼業していたのが2~3日前も新聞記事になっていました。

地方の医師不足のせいでしょうか、論調は、バイトはけしからん、ではなく、兼業届けを出して欲しかったになっていましたが。

私が文部教官助手から東芝社員になるときも、天下り規制関係で、「公務員時代に知った機密を企業の利益のために使わない」みたいな誓約書を書いたような気がします(書いていないかも?記憶は曖昧)。

業者との食事に関しても、立食パーティーはOKだが、着席しての歓談は禁止とか。

ですので、当院の納涼会は職員だけで開きますが、昨日の会を含め、業者さんのお世話にはなっています。

山形で同じ頃開業した友人とも、昨日赤坂プリンスで美味しいものを食べながら歓談できました。
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