木村泌尿器皮膚科

〒224-0032 横浜市都筑区茅ヶ崎中央51-1 TEL 045-949-3066

超音波医学会専門医。腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意です。 膀胱炎・尿道炎・男子不妊症では、院長自身が顕微鏡検査(尿・精液)を行います。 ここは、院長ブログの原稿倉庫です。

娘のマッチング決定


この画像は亜沙郎先生のサイトasobi.gifを表示させていただいています。
まずは医龍2を見ての感想から。医療崩壊の現状を熱く語ってくれた元ザ・タイガースのおっちゃん、良かったです。そのおっちゃんと坂口(天才的な外科医)との階段での対決が昨日のハイライト。「医者は聖人君子ではない。違うか」という元ザ・タイガースに「いいや」と答える坂口。そのあとに一呼吸おいて「でも、目の前の患者を助けようとしないのは医者じゃない。」格好いい! 全ての医者の心の中に住んでいる天使と悪魔を別々のキャラにしゃべらせていました。あの老人の心臓には何があるんでしょうね。前回オペの時のガーゼの忘れ物、なんていうのは実際にはありえないから止めてくださいね。
娘は静岡日赤に2年間お世話になることになりました。2年間、どのような経験を積ませてもらうのでしょうか。熱血先生に出会えると良いですね。指導していただく先生方よろしくお願いします。どんな医者になるのかに、最初の2年間は極めて重要だと思います。
私は1年目東大で過ごし、2年目に勤めたのが大井町の東芝病院。その時の部長の手法が今も染み付いています。ここで前立腺超音波装置の試作機(東芝が作った2台目)に出あったのが、私のライフワーク(前立腺癌の診断)に繋がっています。
東芝病院で染み付いたのは、土光さんが偉い人だということも。1979年当時、土光さんが経団連会長だったのか、NTT民営化などの行政改革を行う際の中曽根総理の諮問機関の長を務めた前だったか後だったか、忘れましたが(もちろん、土光敏夫でぐぐったらすぐ分かる事ですが)、土光さんが東芝病院に来る日は院長・総婦長が玄関で出迎えていました。「今日、土光さんが来るのよ」と検査技師がうれしそうに言うのを聞いているうちに、何故か私も土光ファンに。土光さんが会長を勤めた経団連も私の中では善の組織として染み付いています。
小泉改革でも経団連会長が推進役を務めました。小泉改革では医者にとっては苦しい改革が次々決まりました。それでその旗振り役だった経団連会長の会社の車は買わない、と公言する医者を何人か知っています。
経団連=悪の組織、というのが医者同士で飲んでいると良く出てくる図式ですが、医龍2の悪の組織は外資ですね。番組のスポンサーのご機嫌をそこねないためにも外資を悪者にしておいたほうが良いのでしょうね。

2007年10月19日の院長ブログ原稿


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