腎尿管結石・前立腺癌・肥大症の診断が得意な超音波医学会専門医。
泌尿器科医が集う講演会では、講師が「Good question!」とは言ってくれないまでも、的外れでない質問しかできない。
会場から失笑が起こるようなことは私のプライドが許さない。
でも、皮膚科医が集まる会では、失笑なんか怖くない。
木村明は皮膚科医としてはまったくプライドがないのである。
なので、皮膚科学会のモーニングセミナーでは、
AGAではない、毛根にリンパ球が浸潤している脱毛症にも、
フィナステリドが有効とおっしゃっていましたが、
聞きもらしたので、その機序をもう一度教えてください、
とか、1日1回塗布のキノロン系外用抗菌薬を売り出したメーカー提供のランチョンセミナーで、
ダラシンとアクアチムは1日2回塗った場合と1回の比較試験はあるんですか、
なんて平気で聞ける。
あまちゃんで喫茶店のマスター役だった俳優が主役を務めるちかえもん。 次週予告は、
二人の運命やいかに!という陳腐な言い回しは私のプライドが許さないのである!
で締めます。
時代劇の主人公がプライドという言葉を使うのが面白い。
作中で使ったら変だけど、ナレーションなのでOKなわけです。
2016年2月25日