いんきんたむしとは
いんきんたむしは、カビの一種である白癬菌(はくせんきん)が股の付け根やその周辺部の皮膚の表面(角質層)に住み着いたものです。
診断
白癬菌はピンセットでむしって取れる“かわ”の部分に寄生しているので、それを苛性カリで処理し、10分後に顕微鏡で観察すると白癬菌を見つけることができます。
治療
外用薬(塗り薬)で治療します。1日1回、入浴後、皮膚の表面が柔らかくなっているときに塗ります。症状がある部分だけでなく、そのまわりの広い範囲に円を描くように塗ります。白癬菌は、周囲に増殖していくので、症状のないところにも潜んでいるからです。かゆみがなくなると薬を塗るのを止めてしまう人が多いようですが、白癬菌は角質層の深いところで生き残っていますので、症状が消えても最低1か月は続けます。