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放射線療法で根治することもあるのでしょうか。
Q.父(58歳)が約半年前に2度目の針生検で、10ヶ所中2ヶ所から癌細胞が見つかり、それ以来月一度の注射とカソデックスの内服をしています。
自覚症状もなく、検査の結果、転移はみられないとのことです。来月に手術か放射線療法を行う予定ですが、主治医からは放射線療法を薦められています。手術だと、術後に尿失禁に悩まされるということと、手術しても100%癌が取り切れるとは言えないということ、手術でも放射線療法でも、10年後の状態は変わらないと言われました。
あと10年年取っていたら、完全に放射線療法を薦めているが、まだ若いから、手術も不可能ではないとも言われています。
いろんな本、HP等を見ると、父のような症状での治療法の第一選択は手術と書かれているのがほとんどですが、やはり手術してしまった方がいいのでしょうか。
放射線療法で根治することもあるのでしょうか。
あと、1ヶ月くらい前から、手足がむくんだり、朝起きると手のこわばりがあるらしいのですが、薬の副作用によるものなのでしょうか。
A.泌尿器科専門医100人に、おとうさんのデータを見せてどうするか尋ねれば、手術派の方が放射線派より多いと思います。
しかし、判断の根拠となるデータはすべて外国のものです。
日本人では、手術とホルモン療法の差さえまだ証明されていません。
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