院長が勤務医時代に作ったサイト
小線源治療と陽子線治療(内分泌併用)がよいのでは。
Q.鳥取県に住む68歳になる父のことでご相談いたします。今年の3月に病期B2、中分化型の前立腺ガンと告知されました。治療前のPSAは7.7でした。医師より内分泌療法か手術かのどちらかを選ぶようにといわれましたが、手術の合併症(尿失禁など)が気になり、迷っているようです。
私もいろいろと調べたところ、根治を目的としてなおかつ副作用の少ないものとして、放射線治療はどうかと考えています。なかでも、小線源治療と陽子線治療(内分泌併用)がよいのではと思います。この2つの方法のメリット、デメリットは、どの点にあるのでしょうか。また、他にも良い治療法があれば教えてください。また、父の病状で少し気になる点として、昨年12月頃から体重が10キロ以上減り、また、1回目のLHーRHアナログ注射後、一時的に2年ほど前に骨折した肋骨が痛んだそうです。この2つの症状は全身に転移が始まった予兆ではないのでしょうか
A.小線源治療についてを御覧ください。4月に法的には認可されましたが、まだ日本では開始されていないと思います。転移している心配はしなくていいと思います。
2003年9月国立東京医療センターで開始されました。これから多くの施設で開始されると思います。(2003年9月22日加筆)