木村泌尿器皮膚科

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ジョン・ホプキンス大で「前立腺ガンに極めて有効な遺伝子治療に成功した」


Q. 父(72歳)が前立腺ガンと診断されました。
インターネットで「前立腺ガン」について調べていたらアメリカのジョン・ホプキンス大で「前立腺ガンに極めて有効な遺伝子治療に成功した」という記事を見掛けました。
確か99年の記事でした。
その後、この治療法の動向はどのようなものなのでしょうか?
日本に導入される予定はあるのでしょうか?
お忙しいところ恐縮ですが宜しくお願いします

A.私が勉強不足なのかも知れませんが、まだ画期的といえるような遺伝子治療の報告は見かけません。

Q.先生、お急がしいにも関わらず早速の返事ありがとうございました。
遺伝子治療の「今後の発展」に期待したいと思います。
ところで、一つ気になることがあるので質問させて下さい。

医師面談


先生のHPで紹介されている各ステージごとの治療方法をみると、
ステージBの場合の治療法としては:
「外科療法、ホルモン療法、または、放射線療法(それぞれが独立)」と紹介されています。
一方、ステージCになりますと、
「外科療法とホルモン治療を併用する」と書かれています。ということは、主治医が「外科療法とホルモン治療を併用する」と言った場合にはステージCと判断していると考えた方が良いのでしょうか?
何故こんな質問をさせて頂いたかと申上げますと、先日父が全摘出を希望したところ主治医の先生より「ホルモン治療を数ヶ月してその後外科治療を行いましょう」と伝えたそうです。これは主治医の先生が父の現状を「ステージC」と判断しているのに他ならないと考えるべきでしょうか?もちろん直接主治医に確認すれば良いのですが、先生のご見解を賜れば幸甚です。
なお、父は現在PSA検査及び生険が済んだところです。6ヶ所中1ヵ所に比較的悪性の細胞(中分化から低分化)が発見されました。

グリーソンスコア

来月初旬に骨シンチとCTをとる予定です。なお、主治医は「癌はまだ小さく(1センチ以下)初期の段階だと思います」と父に伝えたそうです。
主治医の見解からはBステージのように思われるのですが、治療法からするとCステージのように思われ混乱しています。

A.術前診断がステージBであっても、念のため外科療法とホルモン治療を併用することは少なくありません。

Q.早速のご回答ありがとうございました。
主治医の先生にもきちんと聞いてみます。
今後とも宜しくお願いします。