日本泌尿器科学会が新しい専門医制度にも対応した学会員向けの総合的な教育関連サイトJUA academyを立ち上げました。
JUA webinerの第3回を視聴しました。
第3回は「尿路上皮癌」「解剖」。
解剖学教室教授による、骨盤内の動脈、静脈、神経の走行について。
医学部1年生の時に、解剖学の講義や解剖実習などで習った内容ですが、
ダヴィンチで手術する時代になって、肉眼で見えないものも、内視鏡でよく見えるようになったので、より細かい構造についての解説もありました。
ダヴィンチはよく見えますが、触覚はありません。
索状物を引きちぎる時、どの程度の力が必要なのか、術者の指先にはフィードバックされません。
今剥がそうとしている構造物が動脈なのかどうかは、画像と解剖学の知識から判断する必要があるのです。
動脈や静脈には奇形というか、バリエーションもいろいろあります。
それを理解するには発生学的観点から考察することも大事なのだそうです。
どこで産業が発達するかにより、道や運河もそれに応じて作られるのに似ているのです。
私が開業して、12年。
もう私は大病院の手術室では役に立てません。
2017年11月7日