日本泌尿器科学会が新しい専門医制度にも対応した学会員向けの総合的な教育関連サイトJUA academyを立ち上げました。
今京都で学会が開かれています。
でも行かない。
罪滅ぼしにe-learning。
2017年の中部総会での卒後教育プログラムを視聴しました。
前立腺肥大症の外科的治療。
今もゴールドスタンダードはTURPであること、
ただそのTURPも生理的食塩水下にも切除可能なバイポーラのメスが普及し始めていること、
そのバイポーラのメスで核出術を行うTUEBも普及し始めていることを学びました。
レーザーを使う手術は、HoLEPですが、
レーザーで蒸散させるPVPも推奨グレードがAだというのに、ちょっとびっくり。
私が勤務医の頃に一時行われていたレーザー手術にVLAPというのがありました。
VLAP単独では治療効果不十分でした。
なので、レーザーで前立腺組織を蒸散させるのはエネルギー効率が悪いのだろうと思っていました。
HoLEPのように内腺と外腺との剥離までならレーザーの出力で充分、というのが私の理解でした。
前立腺の体積があまり大きくないものでは、PVPはTURPと同等の効果が得られ、
しかも出血しないので、抗凝固剤を内服している患者にも施行できるそうです。
2018年4月20日