医療安全と電子カルテ

---

電子カルテをワープロソフトで自作した場合、後から簡単に書き換えられてはいけません。

JUA academyのeラーニングで、2016年の仙台での教育プログラムから、「医療安全と電子カルテ」と言うのを選んで視聴しました。

医療事故と電子カルテがどう絡むのかと思って視聴しましたが裁判になった時の、証拠としてのカルテの話でした。

電子カルテの要件として、以下の3つが求められます。

真正性

故意または過失による虚偽入力、書換え、消去及び混同を防ぐ。

見読性

情報の内容を必要に応じて肉眼で見読可能な状態に容易にでき、さらに必要に応じて直ちに書面にできること。

保存性

法令に定める保存期間内、復元可能な状態で保存すること。

例えば電子カルテをワープロソフトで自作した場合、後から簡単に書き換えられてはいけません。

もちろん誤記もありますから、後日書き加えることもあるでしょうが、その場合は編集履歴がきちっと残っている必要があります。

そして、電子カルテの内容がしっかりCD-ROMで5年間保存されているとしても、それを読み出すためのワープロソフトが古いバージョンで、今のソフトでは読めない、ということではいけません。

2017年9月7日