日本泌尿器科学会が新しい専門医制度にも対応した学会員向けの総合的な教育関連サイトJUA academyを立ち上げました。
JUA WEBINAR第4シリーズは「男性下部尿路症状・前立腺肥大症(Male LUTS/BPH)」。
その第2回は「ガイドラインに基づいたMale LUTS/BPHの診断」。
10月14日日曜日、ゴルフから帰って来てから視聴しました。
泌尿器科学会東部総会より都筑区医師会員との交際を優先した罪滅ぼし。
講師はプレゼンがいつも見事な、名古屋の松川先生。
必須の検査と、症例に応じて選択して行う検査を分けて説明してくださいました。
PSAは必須の検査の方に入っているのですね。当院では初診時に尿閉だったり、膀胱炎を併発している人には、PSAは測りません。
偽陽性になるので。
しかし、その後症状が落ち着いてから、全例PSAをチェックしているか?
抜けている症例もあるかもしれません。
ガイドラインに必須の検査と記載されているのにPSA測っていなくて、前立腺癌を見落とすと主治医の落ち度と見なされる可能性があります。
見落としのないように、気をつけようと思いました。
症例に応じて施行すべき検査として挙げられた検査に、尿道からカテーテルを入れた状態で排尿してもらい、排尿中の膀胱内圧と尿流曲線を同時に測定する検査があります。
なかなか大変な検査ですが、排尿障害が膀胱筋肉の収縮力低下によるものか見極めるには必須のようでした。
膀胱筋低活動を見極める有効な質問票はないのです。
2018年10月15日