泌尿器科医・木村明の日記

ザルティア発売記念講演会@品川プリンス


レジェンドはメダパニを唱えた。あざみ野棒屋は混乱して、副交感神経の伝達物質はコリンか一酸化窒素か分からなくなった。

戦闘モードは交感神経。戦闘時はおしっこしない。 休息モードは副交感神経。休息時に排尿する。

なので、交感神経のブロッカーは尿を出やすくし、 副交感神経のブロッカーは尿を我慢しやすくする。

私の理解では、副交感神経の伝達物質はコリンでした。 だから抗コリン剤が過活動膀胱に効くわけです。

土曜日のザルティア発売記念講演会では、またまたレジェンドが総出演。

副交感神経の伝達物質は一酸化窒素とのことでした。 えっ?一酸化窒素?コリンではないの?

一酸化窒素だとすれば、 シアリスが海綿体神経から分泌される一酸化窒素を助けるのと同じ理由で、 ザルティアが尿を出やすくするのも理解できます。

最初のレジェンドには、近々お会いできるチャンスありますので、 副交感神経の伝達物質はコリンなのか、一酸化窒素なのか、 基本的なことを、聞いてみたいと思います。

2014年6月3日