去年組織が変更になった横浜市泌尿器科医会。 去年の第1回講演会も参加の予定でした。 でも、娘が私の還暦を祝うために帰宅するというので、ドタキャン。
今年は絶対参加しなければ。 というわけで、先週土曜日は診療後キャメロットジャパンへ。
記念講演のタイトルは「明日の泌尿器科の進歩に向けて」。 正直期待していませんでした。
でもすごく良い内容でした。 3月で退官された教授の研究人生のサマリー。
1994年ごろに腎がん遺伝子の研究を盛んにやられていたんですね。 1994年ごろ私は東大講師でした。
私は超音波屋でしたが、 PCRだのアポトーシスだのp53遺伝子だなどの研究を、 同僚たちが一生懸命やっていたのを思い出しました。
この教授の研究グループは、 Von Hippel–Lindau病の遺伝子異常が、 腎がんの細胞内に発現していることを見つけたんだそうです。
みんな持っている分子生物学の手法。 そこにいろんなアイデアをもちこんで仮説を立てて研究。 そしてインパクトファクターの高い論文が書けるかは、運もある。
1994年当時の東大の医局の雰囲気を思い出しながら聞いていました。
2014年5月19日